【西原拓夢選手 寄稿】自分を見つめ直す時間①

皆さん、Bom dia!

前節での出来事、その後の3日間、僕が起こした行動で、色々なことがありました。

書ける範囲で全て書きます。

 
 
 
 
 
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前回の試合で、僕は絶対にしてはいけない行動をとってしまいました。

体のコンディションが上がっていただけに、スタメンを外されフラストレーションが溜まっていました。

後半ラスト22分で試合に入り、10分間で2得点をあげた直後、僕はベンチに向かい、「10分で2点取ったぞ!」と監督に向かってジェスチャーと雄叫びをあげました。

その行動に、監督はバチギレ。

その直後、試合中ですがウズベキスタン人選手と僕が言い合いになると、監督もピッチに入って来る勢いで、僕に向かって『お前は1人でサッカーがしたいのか?3点目が取りたいのか?F◯CK YOU!』と叫んできました。

その後、後半90分にも得点をあげ(この日ハットトリック)、その試合を終えました。

試合終わりに監督の元へ行くと、『お前とは話さん!来るな!』と跳ね返され、チームミーティングにも参加させてもらえませんでした。

なので、監督が皆んなの前で何を話したのかは分かりません。

その後もボスから『もう俺はお前を守ってやられへん!お前はスタジアムの大勢の前でチームを侮辱した。恥を晒したんや。』と…

その日に外国人選手、スタッフ、ボスたちが集まり話し合いを…

そこでは僕のこれまでの態度についても皆んなから色々言われました。

この日の試合に関しては、『前半味方選手がゴールを決めても、ベンチで喜んでいなかった!チームのための行動じゃない。』『ウォームアップから態度が悪かった』と…

僕はこのクラブに来てから、1人のウズベキスタン人選手のことがずっと好きではありませんでした。(いや、嫌いでした)

練習中に言い合いになったこともありました…

一方的に「あーこいつは無理だな」ってなっていたのが事実です。

それはどの選手も感じ取っていたくらいです。

今思い返すと、なかなかなことを彼に対して言っていたし、そこを掘り返された時、言い返す術もありませんでした。

彼に対してだけではありません。自分自身、色んなことをしてきました。

良かれと思ってやっていた行動が、実は自分のためだったこととか…

10人くらい居たミーティングの矛先は全て僕のところに。

 

その日は終えて、翌日。(チームはオフ)

日本人選手の先輩ユウタくんに助けてもらい、監督と話す時間をもらいました。

「昨日のことは申し訳ありませんでした。」と自分のフラストレーションの溜まっていた想いを告げると、監督は『こんな屈辱、32年間コーチ業をやってきて初めてだ。』と言われました。

が、『こんな経験も勉強できた。これからは前を向いて進むしかない。俺らには時間がないんだ。』と…

その後、3人でいるところにボスもやってきて、もっともな話をされました。

『お前はお前がこれから上に行くためだけに全ての行動をとっている。チームのためじゃなく、お前個人のためだけに!』

なんだか物凄く芯をつかれている気がしました。

チームのために走って、チームのためにみんなと楽しく仲良くやろうと心掛けていたものの、やっぱり最後は自分のため。

皆んなとコミュニケーションを取り、信頼を得たらボールは僕の元に来ると今まで思っていました。

PKはストライカーの俺が決める!と、他の選手のボールを奪ってまで蹴ってきました。

この試合の前日練習、僕は右ウイングで起用され、「俺が右ウイング?」とコーチに申し出ていました。

そしてその日の僕の練習態度のせいで、スタメンを外されたことは後から知りました。(そりゃスタメン落ちも納得です)

そうやって自分よがりに、自分のことばかり考えていました。そしてそれを行動に移していました。

このボスの話をされた時、思い当たる節がありすぎて言葉が出ませんでした。

そしてその後、ウズベキスタン人選手との話になりました。

僕がこのクラブに合流してから今の今まで、ボスは一番このことについて頭を抱えていました。

ボスからは何度も言われていました。

それでも僕は彼と上手くやれる気がせず、ずるずると…

『お前に最後のチャンスをやる!』

この言葉を聞いた瞬間、“あー最後かもな…”ってなりました。

 

続きは明日…

それではこの辺りで!VAMOS!!!!!

たくむ

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