皆さん、Bom dia!
昨日の続きを…
『お前に最後のチャンスをやる!』
ボスからの言葉でした。
『お前がウズベキスタン人選手を嫌うのはなんでや?』と…
僕は自分の思っていたことを伝えました。
「人の意見を受け入れなくて、自分の意見しか言わない。何を話しても聞き入れない。」と…
『じゃあ、お前の意見は正しいんか?ウズベキスタン人選手が受け入れないといけない理由でもあるんか?』
この言葉を聞いた瞬間、“あ、、、確かに、、、”ってなりました。
そしてまた、『最後のチャンスや!なんで嫌いなんや?』と…
僕は頭が働かず、何も答えられない状況になりました。
すると、『もう分かった!』とボスは席から離れ帰ろうとしました。
ユウタくんに『行ってこい!(もう終わるぞ)』と言われ、ボスの元へ。(この時ボスの元に行けたのもユウタくんのお陰です)
ボスと2人になり、言われました。
『お前がウズベキスタン人を嫌いなのは、ポジションがストライカーで同じやからや!』と言われました。
確かにストライカーとして意識していた部分はありました。少なからず外国人選手としてスタメンの枠には限りがあるので…
彼の態度が気に食わなかったところはありますが、その部分も一部は占めていたのではないかと、この言葉を聞いた瞬間思いました。
その場を後にして、色々考えました。
自分のこれまでの行動、ウズベキスタン人選手に対しての言動、全て…
ウズベキスタン人選手に「これまでのこと、申し訳なかった。会って話がしたい」と連絡を入れると、『もうお前と話すことは何もない。お前は昨日(の試合)で、皆んなに対してのリスペクトも失った』と言われ、電話も繋がらなく、家にも居なかったので話す時間がないまま、オフの日を終えました。
翌日の朝には、練習が始まります。
頭の中は、色んなことで一杯一杯。
“明日の朝練前に皆んなに謝ろう”。ウズベキスタン人選手のことも話す。
自分の中で覚悟は決めていました。
“誰か1人でも俺を受け入れてくれない選手が居たら、俺はこのクラブに居る権利はない”と。
ある程度察していました。
“多分全員は受け入れてくれない”。
“この後、退団したらどうしようか…”なんてことも頭をよぎっては、なかなか寝れず、眠ったと思って、夜中一瞬目が覚めると、そこから一睡も出来ない感じで朝を迎えました。
2日前に監督から『想ってることを紙に書いてこい!』と言われ、その通りメモ帳にぎっしり書いて持っていくと、ユウタくんに『その紙は見ない方がいい!タクムの気持ちをそのまま伝えた方がタクムらしくて皆んなに伝わるさ。』と言われ、みんなの前で話をしました。
今までの行動、試合の日のこと、ウズベキスタン人選手に対しての言動、そして誰か1人でも僕を受け入れられない選手が居たら僕はこのクラブに居る資格はない、ということ。
全て伝えました…
続きは明日…(明日で終えます)
それではこの辺りで!VAMOS!!!!!
たくむ
Official site | Takumu-Nishihara | 西原拓夢 オフィシャルサイト
『J. FOOTBALLER』では、海外でプレーする日本人選手からの寄稿を募集しています。所属カテゴリーや寄稿の頻度を問わず記事ページをご作成いただけますので、海外での日常やサッカー生活について発信したい方・ご自身のPRに活用したい方は、是非ご利用ください。