【西原拓夢選手 寄稿】自分を見つめ直す時間③

皆さん、Bom dia!

【西原拓夢選手 寄稿】自分を見つめ直す時間②
皆さん、Bom dia! 昨日の続きを… 『お前に最後のチャンスをやる!』 ボスからの言葉...

皆んなの前で全て伝えました。

すると、ラオス人選手が手を挙げて、話をしてくれました。

『誰しもミスはするもの…その後の行動が大事。』

『ラオス人選手たちで昨日話したんだ。(やり取りしたんだ)』

『皆んな、タクムを受け入れているよ。』

他の選手も手を挙げてくれ…

その選手は僕の真横にいました。

ラオス語で話し、コーチが通訳してくれました。

最後には『俺は一緒にやりたいよ!』って…

そんな風に言って、僕に手を差し出してくれて、握手してくれました…

それを見た他の選手たちも流れて僕の元に握手しに来てくれて…

その時には感情を抑えきれず、誰が来てくれたのかすら見れなくなりました…

 

が、ウズベキスタン人選手とはまだ話せていませんでした。

その話し合いが終わり、ウズベキスタン人選手2人を呼び、話をしました。

自分が思っていたこと、過ち、行動に対して謝り、試合でのこと、これからどうしたいかということを伝えました。

僕が嫌いだった選手は、『なんで俺のことをそんなに嫌いだったのか?』と聞かれたので、そのことについても伝えました。

僕の思っていたことも理解してもらい、許してもらい、終わったことではなく今後はこうしていこう!という話までしました。

もう1人のウズベキスタン人(1ヶ月前くらいに加入した)とは、こうやって話す機会も取ってこなかったので、素直な彼の気持ちも初めて聞けました。

『タクムは凄いよ!尊敬してたんだ』って言われた瞬間、今までなんで僕は彼と話してこなかったんだろう、と…

最後には2人とも握手を交わし、話し合いは終えました。

 

練習終わりはボスから『オフィスに来い』と連絡があり、日本人選手、ウズベキスタン人選手が集まり、話し合いをしました。

『1日おきに、週ごとに、1ヶ月ごとに、年毎に、信頼は築いていくんや。でも一瞬にして信頼は壊れる。』

『タクムがやったことはちゃんと心に持っておいて、でもこれからは前を見て進んでいこう!』

そんな話をしてくれました。

こんな身勝手なチームを荒らす外国人選手なんて解雇にしてしまえ!で簡単に切れていたことでしょう。

それでもボスは僕を見捨てることはせず、最後にもう一度チャンスを与えてくれました。

そして色んな気付きを与えてくれました。

本当に感謝しかないです。

そしてチームメイトたちにも…

 

僕が事件を起こした試合の日、一通の謝罪文をグループチャットに送りました。

その後、個人的に何人もの選手、スタッフが僕の元に連絡をくれました。

どれだけ救われたことか…

日本人先輩のユウタくんは試合終わり、翌日、翌々日とずっと横に居てくれました。

どれだけ助けてもらったことか…

本当に皆んなに感謝です。

これからはチームのために自分の持てる全ての力を注ぎます!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

それではこのあたりで!VAMOS!!!!!

たくむ

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