皆さん、Bom dia!
皆んなの前で全て伝えました。
すると、ラオス人選手が手を挙げて、話をしてくれました。
『誰しもミスはするもの…その後の行動が大事。』
『ラオス人選手たちで昨日話したんだ。(やり取りしたんだ)』
『皆んな、タクムを受け入れているよ。』
他の選手も手を挙げてくれ…
その選手は僕の真横にいました。
ラオス語で話し、コーチが通訳してくれました。
最後には『俺は一緒にやりたいよ!』って…
そんな風に言って、僕に手を差し出してくれて、握手してくれました…
それを見た他の選手たちも流れて僕の元に握手しに来てくれて…
その時には感情を抑えきれず、誰が来てくれたのかすら見れなくなりました…
が、ウズベキスタン人選手とはまだ話せていませんでした。
その話し合いが終わり、ウズベキスタン人選手2人を呼び、話をしました。
自分が思っていたこと、過ち、行動に対して謝り、試合でのこと、これからどうしたいかということを伝えました。
僕が嫌いだった選手は、『なんで俺のことをそんなに嫌いだったのか?』と聞かれたので、そのことについても伝えました。
僕の思っていたことも理解してもらい、許してもらい、終わったことではなく今後はこうしていこう!という話までしました。
もう1人のウズベキスタン人(1ヶ月前くらいに加入した)とは、こうやって話す機会も取ってこなかったので、素直な彼の気持ちも初めて聞けました。
『タクムは凄いよ!尊敬してたんだ』って言われた瞬間、今までなんで僕は彼と話してこなかったんだろう、と…
最後には2人とも握手を交わし、話し合いは終えました。
練習終わりはボスから『オフィスに来い』と連絡があり、日本人選手、ウズベキスタン人選手が集まり、話し合いをしました。
『1日おきに、週ごとに、1ヶ月ごとに、年毎に、信頼は築いていくんや。でも一瞬にして信頼は壊れる。』
『タクムがやったことはちゃんと心に持っておいて、でもこれからは前を見て進んでいこう!』
そんな話をしてくれました。
こんな身勝手なチームを荒らす外国人選手なんて解雇にしてしまえ!で簡単に切れていたことでしょう。
それでもボスは僕を見捨てることはせず、最後にもう一度チャンスを与えてくれました。
そして色んな気付きを与えてくれました。
本当に感謝しかないです。
そしてチームメイトたちにも…
僕が事件を起こした試合の日、一通の謝罪文をグループチャットに送りました。
その後、個人的に何人もの選手、スタッフが僕の元に連絡をくれました。
どれだけ救われたことか…
日本人先輩のユウタくんは試合終わり、翌日、翌々日とずっと横に居てくれました。
どれだけ助けてもらったことか…
本当に皆んなに感謝です。
これからはチームのために自分の持てる全ての力を注ぎます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではこのあたりで!VAMOS!!!!!
たくむ
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