10/1のフィンランド3部リーグの最終戦をもって今シーズンの戦いが終わりました。開幕戦が4月末だったのでカップ戦を間に挟んでたものの、約5ヶ月とあっという間のシーズンでした。
そんな今シーズンを振り返ってみたいと思います。
自分達のグループは13チームのホーム&アウェーの全24試合。その後上位4チームが1枠の昇格枠を争い追加で3試合。下位3チームは自動降格というレギュレーションで行われました。
昨年、自分達のチームは降格圏でリーグを終えたものの、今シーズンは3部で戦う権利を与えられたそうです(理由は未だにわかりません)。
また、2部から降格してきたチームが2チーム、それと別にトップチームが1部にあるセカンドチームも2チームなど、コーチ曰く、例年にないほどハイレベルな組み合わせになったそうです。
それに、プレシーズンの実戦で1度も勝てなかった我々の前評判は限りなく低かったと思います。
そんな中で迎えた開幕戦、試合終盤になんとか1点をもぎ取り1-0の勝利。自分自身も決勝点をアシストすることができ、上々のスタートを切れました。
そこから、開幕4戦を3勝1分(5得点1失点)、カップ戦も1部チームとの対戦まで勝ち進み、チームとして順調なスタートダッシュを切れました。
5月末に行われたカップ戦では強敵相手、好調なチームということで、観客スタンド満員の約1000人のサポーターが集まってくれ、善戦しましたが終わってみれば0-3の敗戦、試合終盤には人生初のレッドカードで退場もしてしまいました。
それでも、自分の力を100%出し切れたのでとても充実したトップレベルとの試合になったことを今でも覚えています。
結果的に彼は今シーズン1部で二桁ゴールを記録
僕は2試合の出場停止処分を言い渡されたのですが、その間チームは0-0.1-3の1分1敗、復帰後も0-0.0-2と、開幕直後の勢いは嘘のように、4試合連続で勝ち星なし。
また、6月末に行われた復帰2戦目(0-2の試合)で膝の古傷を再発してしまい、数試合の欠場を余儀なくされました。
腫れと痛みが過去最大だったので、帰国という最悪のケースも想像しましたが、なんとか大事には至らず、1ヶ月で復帰できるだろうとの診断を受けました。
結果的に4試合に欠場してしまい、その間チームは1分3敗、リーグ戦9戦勝ち無しの状況だったので、少し無理をして、後半戦の2試合目からの復帰となりました。
この時点で、前半戦12試合で3勝4分5敗の勝ち点13。
順位は降格圏内だったと記憶しています。
その後、診断通り1ヶ月で公式戦に復帰し、その試合で1アシスト、2-0の勝利で復帰戦を終えることができました。
とにかく怪我を再発しなかったことに安心した記憶がある
そこから、残りの後半戦は全試合にフル出場することができました。連続してゴールやアシストを出来ていた時期もありましたが、終盤の強敵との3連戦で目に見える結果を残すことができずに最終節を迎えました。
結果的に、最終節まで残留争いをすることになってしまいました。
最終節は前半戦首位の強豪でしたが、今までのアウェー戦で最多のサポーターが集まり90分通じてチームを鼓舞してくれました。
この試合でも目に見える結果を残すことができませんでしたが、なんとか勝利でシーズンを締めくくることができました。
最終節の結果を経て、後半戦の12試合で6勝1分5敗の勝ち点19を稼ぐこともでき、トータル勝ち点が24試合で32、ギリギリ残留圏内の10位でシーズンを終えることができました。
数字左から試合数 勝 分 負 得点 失点 勝点
この順位表を見たらわかりますが、開幕前の予想通りとても混戦のまま終えました。残留ラインも他のグループに比べ高く、10位の僕たちですらどこかで2勝出来てれば、昇格プレーオフ圏内の4位まで行けたという結果でした。
ちなみに失点数はリーグ最少で、DFラインの1人としては最低限の仕事はできたシーズンだと言えるかと思います。
本来このような考え方はあまりしませんが、
常に上位リーグへの移籍を目指し、個人の結果にフォーカスしてた為、自分の出場試合のみに絞った成績も出してみました。
全24試合中出場停止2試合、怪我4試合を除く
18試合にスタメンフル出場し、9勝3分6敗でした。
全ての勝利試合に出場できましたが、決して満足のいくものではありませんでした。
個人成績は、過去に同ポジションで上位リーグへ移籍を果たした日本人の3ゴール5アシスト以上を目指していましたが、結果的に2ゴール5アシストで終え目標達成はなりませんでした。
アシストに関して言えば最後は味方頼みなので、どうすることも出来ない部分が多いですが、ゴールに関しては完全に自分の実力不足でした。
最終節の決定的チャンスを含め、シーズンを通し3回ほど決定機を逃してしまったので、最後に目に見える結果として現れてしまいました。
DFラインの1人として、身体を張り守備をするのはもちろんですが、現代サッカーは全てのポジションで攻守両方のスキルが求められています。
もっと守備を安定させ、尚且つチャンスに関わり、目に見える結果を残すことを来シーズンの目標にします。
以上、今シーズンを軽く振り返ってみました！
まだ来シーズンの移籍先は決まっていませんが
何か進展があったらまたみなさんにご報告したいと思います。
今シーズン各方面から温かい応援をして頂きありがとうございました😊
最後に今シーズンのプレービデオを作ったので
見ていただけると幸いです。
『J. FOOTBALLER』では、海外でプレーする日本人選手からの寄稿を募集しています。所属カテゴリーや寄稿の頻度を問わず記事ページをご作成いただけますので、海外での日常やサッカー生活について発信したい方・ご自身のPRに活用したい方は、是非ご利用ください。
