夏の上位リーグへの移籍を目指してシーズン前から全力で突っ走ってきました。
怪我などもありながらなんとか手の届きそうなところまで来ていましたが、結局自分ではどうすることもできない要因でそれは叶いませんでした。
そんなことがあり、正直モチベーション的にかなり落ち込んでいた時期もあり、日本への航空券の値段を調べたりしたこともありました。
大学時代に何もやる気が起きなくなる謎の現象に陥ったことがあり、そこまで酷くはなかったものの、それに似た現象がありました。
そんな中迎えた8/13の移籍市場クローズ日
グループ首位のチームとのリーグ戦がありました。
この試合では直近2試合結果が出てなかったこともあり、外国人選手である僕らをスタメンから外す案もありました。(この試合に向けた練習での勝手な推測)
それでも当日はスタメンで出場することになりました。さまざまな感情がありましたが、試合に余計な気持ちは持ち込む事なくいつも通り臨めました。
結果的に初ゴールを含む1ゴール1アシストという個人成績を残すことができましたが、チームは後半ロスタイムに失点をし、逆転負けを喫しました。
この試合を経て思ったことはグループ首位の相手でも全然通用するというのがストレートな感想です。
過去にカップ戦で1部のチームともやりましたが、その試合でも同様の感想を持ちました。
つまり何を思ったかと言うと
自分に可能性を感じているからこそ、今このまま何の結果も得られていないで辞めるのは勿体ないし、燃え尽きるまでやりたいということです。
成功にとらわれず、成長にとらわれろ
これは、かの有名なサッカー元日本代表の本田圭佑の言葉ですが、ご最もだと思います。
それでもやっぱりサッカー選手の1人として
何かしら形に残る成功体験を追い求めたいと思ってしまいます。
それを踏まえて新たに設定した目標は
今年中に来シーズン戦うプロ契約のチームとの契約
10月末で今のチームとの契約が切れるので、早ければ11/1、遅くとも11月中に新たな契約を目標にしています。
帰国する頃には来シーズンの所属チームが決まった状態で、良い準備をして来シーズンに臨みたいです。
今シーズン残り7試合なので引き続きアピールを続け、代理人ともコンタクトを常にとりながら、簡単ではないこの目標の達成に向け頑張ることを決めました。
そのために具体的な数字目標も設定しました。
過去にフィンランド3部から上位リーグへステップアップした日本人選手がいます。
その選手が僕と同じサイドバックながら、1シーズンで3ゴール5アシストという成績を残しています。
この合計した数字8を超えることを残り試合の目標にします。
現在僕が1ゴール3アシストなので合計が4
残り7試合で4
サイドバックという最後尾のポジションでこの数字は簡単ではないと思いますが、それくらいの活躍をしないとだめだと、自分に葉っぱをかける意味でも今まで以上に数字に拘る残りのシーズンにします。
この新たな目標設定に至るまでも両親をはじめとした
様々な方々に支えられながらサッカーをできてることを実感しました。
その人達への結果で恩返しできるよう、その人達の思いも背負って自分らしく泥臭くやります。
自分のような大したことのない人間でもプロになる姿を見せることで、結果的に日本で結果を出せずに、でもサッカーでプロになりたい若者達にも届くといいなと思います。
そのためにやはり自分はプロになる事にこだわり、
その先更にBIGな人間になることを目標に頑張ります。
引き続き応援していただけると幸いです。
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