【内山竣太選手 寄稿】フィンランド人が幸せな雰囲気をまとって外にあふれる季節になってきました

フィンランド人が幸せな雰囲気をまとって外にあふれる季節になってきました
本人提供

あっという間に6月も中旬に差し掛かり、フィンランドでは晴れ間も増え日没もかなり遅くなってきました。(個人的にこの時期のフィンランドの雰囲気は一番好きな瞬間の一つ)

Juhannus (日本でいう夏至の日)と呼ばれるフィンランドで一番大事な祝日を6月21日に控え、フィンランド中のムードが徐々に高まっているのを実感しています。

また、生徒たちは2か月という長い夏休みに突入したばかり

それらに伴い、普段はおとなしいとされているフィンランド人たちもこの季節ばかりは老若男女問わずに夜遅くまで外で盛り上がりを見せます。

もちろん、文化としてこの時期に夜遅くまで外で元気に過ごすことが当たり前になっているため、節度を守って遊びさえすれば0時を回ろうとも誰にも何も言われることはありません。

家族やパートナー、友人たちと散歩やランニング、ピクニックや何もせずにただのんびりとしている風景があちこちにあり、せわしなく毎日を過ごそうものならそれすら許されない雰囲気さえ感じられるでしょう。

冗談半分本気半分、夏と冬のフィンランド人の人口が本当は違うのではないかと錯覚してしまうくらい、夏になるとフィンランド人は外にあふれだしてきます。

もちろん、様々な人にとって待ち焦がれていた夏なので、中には笑えない人や危なっかしい人もいますが、これもフィンランドの一面です。

Juhannus に向け、各家族で受け継がれてきたサマーコテージへ移動する家族も増えるため、滅多に見られない交通渋滞、閑散とするショッピングモールなども見られます。

そのような様子を見るたび、家族での時間を大切にしているフィンランドが世界で最も幸福な国と言われていることを再確認させられています。

 

フィンランドもそれなりに温かくはなりますが、北欧の国と言うこともあり、最高気温が30度を超える日は滅多になくかなり過ごしやすい気温です。私の故郷である北海道よりもさらに涼しい印象です。

そのため、海水浴をするには少し寒さも感じられますが、それすらも許してあげたいくらいフィンランドの夏は素晴らしいです。

私たち夫婦も彼らフィンランド人同様休みの日前日などは犬たちを連れて夜遅くまで散歩したり、近所の森を散策したりして日々を送っています。

もう少し待つと、ベリー摘みのシーズンになり、これもまた私が楽しみにしているイベントの一つなので今から待ち遠しいです。

私の都合上サマーコテージでゆっくりできる時間があるか定かではありませんが、妻は家族と一緒にヘルシンキから遠く離れた田舎にあるサマーコテージで数日過ごす予定となっています。

その数日間は私と犬2匹の生活になるので、今からどこを散歩しようか、彼らとどのような夏を過ごすべきなのかと、少しプレッシャーを感じつつもそれらも楽しみたいと思っています。

今年も短いフィンランドの夏の時間を家族や友人たちと大切に過ごしていきます。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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