【内山竣太選手 寄稿】どんよりとした北欧の秋空の下、犬と散歩する日常

【内山竣太選手 寄稿】どんよりとした北欧の秋空の下、犬と散歩する日常
本人提供

9月になり、フィンランドでは本格的な夏が終わりを迎え、どんより小雨がぱらつくような天気が徐々に増えてきました。

快適すぎる夏を終えてしまい、一年で一番大きい行事であるクリスマスまでもまだ遠く、比較的天気にも恵まれない9~11月はフィンランド人たちにとってもなかなか辛くなる時期だとされています。

そんな我々人間たちが弱気になり始めている時期ですが、私たちが飼ってる2匹の犬たちにとっては何ら変わらない、元気な日常の繰り返しとなっています。

今回はそんな私たちの愛犬2匹と散歩をする何気ない日常を、写真とともに皆さんにシェアしたいと思います。

2匹の基本情報はざっくりこんな感じです。

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ロキ
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  • 名前 ロキ(オス)

  • 犬種 オーストラリアンシェパード

  • 年齢 13歳

  • 性格 元気いっぱいで人懐っこい。おもちゃ大好き。見ず知らずの子供たちや犬に対しては吠え続けてしまう臆病な一面も。散歩中にはリロへタックルを仕掛ける様子も多々見られる。

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リロ
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  • 名前 リロ(メス)

  • 犬種 ウィペット

  • 年齢 12歳

  • 性格 基本的におとなしく何にも関心がない。その一方人一倍わがままな一面も。私たちの衣類や靴を毎日のように盗む。寒がりで雨も雷も大嫌い。ロキとの権力争いに勝利している模様。

2匹の基本情報はざっくりこんな感じになっています。

 

基本的に彼らとは1日3回排泄のため外へ行きます。そのうち一回は30分以上歩く or 無料のドッグパークなどで遊ぶといった形で、歩くのも天気や時間次第で、1時間以上の日もあれば、本当に排泄を済ませ次第即撤収の日もあります。

この日は日曜日で、先日見つけた近所にあるリンゴ取り放題の木まで歩き、彼らに取れたてのリンゴを味わってもらうぞ!と意気込み散歩をスタートしました。

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近所の何気ない道で
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5分も歩けばあっという間に森の中へ
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天気が良く暖かかった時期にはこのまま近くの川に行っていましたが、9月にもなるともう厳しい…
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謎のキノコ①
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謎のキノコ②
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謎のキノコ③

フィンランドの自然を見渡してみると、とにかくキノコが生えています。

何度かchat GPTに写真とともにキノコの種類について聞いているのですが未だに明確な答えは得られず、キノコ狩りはできていませんが、そのうち挑戦したいと思っています。

犬たちもさすがにこれらのキノコは口にしないようです。

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シーズン終盤残り僅かなブルーベリー
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ブルーベリーはロキの好物
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リロの口には合わないらしい
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隣にはリンゴンベリー
こちらも時期になってきた

フィンランドでは自然享受権という個人の権利のもと、周囲の人たちの迷惑にならない程度で、野生のベリーやキノコ、リンゴなどを自由に採って食べることができます。(誰かの畑や庭はもちろん、商売目的の採り過ぎなどは禁止)

そのため、比較的簡単に家族で行えるベリー摘みは夏の良き風物詩になっています。

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ついにリンゴの木を発見!
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まだ少し青いが味見をしたところ問題なし!
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せっかく頑張って採ったのに
あまり嬉しそうに見えないロキ
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その日のリンゴ入り晩御飯
妻が写真用にとヨーグルトも追加

これらのリンゴも、自然享受権のもと少しだけ自然からいただきました。
写真を撮る時間がないくらい一瞬で食べ終わっていました…。

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夕食後にはいつもの骨タイム

こんな感じで、フィンランドでは日本よりもずっと多く犬たちが、大自然の中のびのび暮らしています。

私たち人間のムードは天気に左右されがちですが、犬たちからはそんな気はあまり感じられません。
多くの犬が雨でも外ではしゃいでいる印象です。(リロは雨や寒いのが大嫌いだが…)

そんな犬たちの様子を見ていると、フィンランド特有の秋の悪天候の中でも、重い腰を上げて外へ向かわざるを得ない気持ちにさせてくれます。

そうすることで晴れているときには見ることのできない、少し変わった自然の様子を眺めることができ、自然とともに暮らしている実感がより一層沸いてきます。

空がどんよりしがちな北欧の秋。そんな中で時々現れる晴れ間ほど気分の上がるものはなかなかありません。

しかし、元気な犬たちと暮らすことでこのどんよりした天気でさえも少し前向きに受け入れられる気がします。
(妻の雨への免疫が異常なまでに強いので、犬と妻のあらゆる方向から助けられてます)

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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