「早くもっと上のリーグへ」北欧から見据えるステップアップ【渡辺 潤之介選手インタビュー|後編】

渡辺 潤之介選手
渡辺選手Instagram 🄫Mikko Kalavainen
「早くもっと上のリーグへ」北欧から見据えるステップアップ【渡辺 潤之介選手インタビュー|前編】
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大学卒業とともにフィンランドへ身を移し、自身2度目のトライアウトでEPSとの契約を勝ち取った渡辺選手。ただし、クラブとの契約内容は望み通りのものではなかったようだ。

「3部はプロリーグではなくて、サッカーでお金を貰って生活している選手もいるんですけど、EPSにはプロ契約がなくて。全選手普通に仕事をしながら、仕事終わりに練習しているチームで。僕たち外国人選手も、仕事をしながらじゃないとプレーできなくて。

契約の話をもらった時に、自分はサッカーだけで生活したかったので、ちょっと戸惑いはあったんですけど。日本に帰国するよりは、海外で1年間サッカーした方が成長できると思ったので。

海外で仕事をするっていうのも、人生の経験としてすごく良いんじゃないかなと思って、前向きに捉えて、全然そこは受け入れることにしました」

異国の地で決断した新天地との契約と”デュアルキャリア”への挑戦。しかし、就労ビザ上の問題から、事はスムーズに進まなかった。

「春に就労ビザの申請をしたんですけど、中々ビザが下りなくて。結局仕事は全然始められなくて。

もちろん収入も全然無いって感じで、親にすごく経済面でサポートしてもらって…」

ビザの申請が完了したのは、既にシーズンが終わった頃。年末の一時帰国を除き、オフシーズンもフィンランドでの生活を継続した。

「そこからは毎日仕事をしながら、空いてる時間で来シーズンに向けてトレーニングする生活を続けていて。

勤務先は清掃会社で、会社だったり、学校の掃除をするっていうのがメインの仕事でした。

僕の担当は会社のオフィスで、会社が終わる夕方から夜の間に、社内の清掃をしていました」

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