【五味 郁登選手】後半ATに決勝弾...アウェイのバンガが3試合ぶり白星

五味 郁登選手
五味選手Instagram

Aリーガ(リトアニア1部)第21節、五味 郁登選手が所属するDFKダイナヴァは、ホームにバンガを迎えた。DFKダイナヴァは第17節から白星が遠のいており、前節終了時点でリーグ6位に位置。対するバンガも直近3試合を引き分け以下で終えており、1つ下の7位をキープしている。

両チームにとってチームの流れを変える上で重要となる一戦は、リトアニア南部にあるDFKダイナヴァの本拠地アリートゥス・スタジアムで、日本時間23時55分にキックオフを迎えた。

 

開始早々の前半3分、早速相手ゴール前に迫ったのはアウェイのバンガ。右のタッチラインからペナルティエリア内へロングスローを投げ込み、最後はRobertas Vezevicius選手が合わせるも、ボールは大きく枠の外へ。

前述のシーンとは打って変わって、以降はやや落ち着いた試合展開へ。両チームともに長短のパスを織り交ぜながら前進を図るものの、中々決定機には至らない。

一進一退の攻防が続く中、前半の45分間が終了し、スコアレスで試合を折り返した。

 

15分のハーフタイムを経て、試合は後半戦へ突入するも、前半戦と同じく序盤は拮抗した試合展開に。取って取られてのシーンが続く中、59分にはKazeem Aderounmu選手と変わって五味選手がピッチ内へ。第19節のへゲルマン戦から3試合連続となる途中出場を果たした。

交代から間もない64分、決定機を迎えたのはホームのDFKダイナヴァ。左サイドでFKを獲得し、キッカーはペナルティエリア内へのクロスを選択。最後はDenis Taraduda選手が頭で狙うも、相手GKがジャンピングセーブ。こぼれ球をDFがボールを大きく蹴りだし、バンガが危機を免れた。

続く76分、チャンスを作り出したのは、またもDFKダイナヴァ。CKからのこぼれ球をArtem Radchenko選手が拾い、ダイレクトでシュートを放つも、ボールは枠を捉えない。

84分には、相手陣内でのボール奪取から最後は五味選手が右足一閃。放たれたボールは惜しくもゴールの上へと逸れ、またしても先制点には繋がらなかった。

依然として試合はスコアレスのまま90分を迎え、主審は4分間のアディショナルタイムを提示した。

ドローでの決着も十分に考えられた中、ついに試合を動かしたのはビジターチームのバンガ。CKから上げられたインスイングのボールに対して、Ricardas Sveikauskas選手がヘディングでシュート。かつては世代別リトアニア代表歴にも選出された長身DFがチームに値千金のゴールをもたらした。

終盤にスコアが動き、試合は1対0でそのままタイムアップ。アウェイのバンガが勝利を飾り、今季6勝目を獲得した。

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