V神戸下部から"異国の地"ラトビアへ「上を目指せるからココに来た」【五味 郁登選手インタビュー|前編】

五味 郁登選手
五味選手Instagram
五味 郁登選手
五味 郁登選手◇生年月日:2002年5月9日◇ポジション:右ウイング、センターフォワ...

五味 郁登選手、21歳。兵庫県神戸市で生まれ育ち、幼少期からは地元のヴィッセル神戸アカデミーに在籍。世界を激震させた「パンデミック」の最中に海外移籍を掴み取り、現在はラトビアを主戦場としてプレーしている。

大学進学をはじめ、近年は若手選手に多くの選択肢が存在する中、なぜ高校卒業後に海を渡ったのか。実際に海外でプレーする中、肌で感じた日本との「違い」とは。これまでの歩みと現況、今後の展望について迫った。

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「市トレ」で見出された才能、小学4年からV神戸アカデミーへ

「遊びのサッカーだと思っていました」

五味選手とサッカーの出会いのきっかけは、公園で繰り広げられる「遊びのサッカー」。同年代の子どもたちがボールで戯れる中に混ざるという何気ないものと思いきや、後にそれは兵庫FCの活動だったことが判明した。

「知らずに混ざっていたんですけど、実は兵庫FCの活動だったそうで。それがきっかけで兵庫FCの方にお誘いを頂きました。実際に兄と活動に参加したら、兄も僕もやる気に火が付きましたね」

小学2年からは上述の兵庫FCが行うサッカースクールに通う傍ら、少年団の箕谷SCに加入。この頃からサッカーに打ち込む日々が始まり、翌年には神戸市トレセンに選出されるまでになった。

「当時はヴィッセルアカデミーの方がトレセンのコーチを担当されていて、その方からヴィッセルへのお誘いを頂きました」

若き可能性は地元Jクラブからも評価を受け、小学4年からは前述のチーム活動と並行しつつ「選りすぐり」達が通うスーパークラス(アカデミーの一形態)の一員になった。

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