皆さん、Bom dia!!
今シーズン、物凄く長く、そして濃いシーズンを過ごさせてもらいました。
チームメイト、コーチ、スタッフ、応援してくれていました方、全ての人に恵まれたシーズンとなりました。
4月、契約もしていない状態で、このクラブのマレーシア遠征に呼んでもらい参加し、そこから2ヶ月後、Young Elephants FCと契約。
その期間にも色々ありました。
6月末にタイ遠征。
その時点で嫌な怪我(肉離れ)に見舞わされ…
7月には東南アジアの国際大会(ASEAN Club Championship)の予選に出場。
ホーム&アウェーの2試合。
ホーム戦では試合中に再度肉離れ。
アウェー戦では、試合前日の練習しかチーム合流が出来ない状態、そして試合。
こんな経験今までにしたことがありませんでした。
そこから2週間ほど休み、9月にラオスリーグ開幕。
チームも連勝、個人も順調に得点を重ね、10月に控えたアジアの国際大会(AFC Challenge League)間近…
リーグ第3節、ある大きな出来事を起こしてしまいました…
前日練習で急遽ウイング(サイドアタッカー)で起用された僕。
「いやいや、これまで誰が得点取ってきてんねん!」と不服に思い、それがモロに態度に出ていました。
そして試合当日。シーズン初めてのベンチ。
今思うと当たり前のことです…
ベンチでは苛立ちを隠せずに居ました。
3−2で迎えた後半ラスト20分。出場。そこからハットトリックを決め、監督に向かってジェスチャーで「おい、見たか?」と雄叫びを上げると…
試合中に監督から『F◯CK YOU!』と叫ばれ、ピッチの中まで入ってくる勢い…
その試合を終えてから2−3日。
自分の行動、過ちを見直し、正直“あーこのクラブから離れないといけないな”と思っていました。
その覚悟を持ち、皆んなに謝罪をし、ラオス人選手たちも含め、優しい言葉をもらいました。
“あー俺はチームメイトに恵まれたんだな…”と。
それからは気持ちを改め、でもストライカーとしての責任感は忘れず闘っていこう!と決めました。
次の試合では4得点。皆んなの喜ぶ姿が物凄く嬉しかった…
そして迎えたAFC Challenge League。
正直、このクラブに来た大きな理由の一つの大会でした。
2016年、アジアの大会(AFC Cup)でほとんど試合に絡むことなく終え、情けない思いをしました。
その借りを!と意気込んでいましたが、2試合フル出場も無得点。自分の力不足をモロに感じた2試合となりました。
そこからラオスリーグの上位対決2試合。ハードなスケジュールでしたが、そんなの言い訳になりません。
引き分けと敗戦。
前半戦最終戦は大きな逆転勝利を飾りましたが、首位とは勝ち点が開き前半戦終了。
そこから2ヶ月のブレイクが開き、後半戦へ。
ここからまた、6月からの怪我と同じ怪我に悩まされる日々。
それでもリーグ戦は待ってくれません。
上手くいかない日々に苛立つ時もありました。
首位相手に敗戦し、ラオスリーグで初のチーム無得点。この時はさすがにストライカーとしての責任感を感じました。
その後はアウェーゲーム3連戦3連勝。ゴールも重ねリーグ得点王に。
こうやって振り返ると、本当に長く感じたシーズンでした。
他の国に比べると圧倒的に試合数が少ないラオスリーグ。
僕たちのクラブは、国際大会や遠征に行っていたので試合数も他のラオスのクラブと比べたらあったけど、それでも多くはありませんでした。
が、昨年の4月から色んな国に行き、試合をし、たくさんの経験をさせてもらいました。
2020年以来、ずっとボスからは『帰ってきて欲しい!』と言われていたので、今回このクラブに戻してくれたこと、感謝です。
まぁボスに対しては良くないことも思うことも山ほどありますが、感謝という言葉で終えておきます。
楽しいだけのシーズンではありませんでした。
楽しいよりも、悔しい思いや苦しい思いをした方が断然に多かったと思います。
しかし、一つサッカー選手としても1人の人間としても成長させてもらえたんじゃないかな、と思うシーズンになりました。
1人ではこんな経験出来ませんでした。
いつも応援してくれていました皆さん、そして支えてくれたチームメイト、スタッフ、そしてクラブのボス。
本当にありがとうございました!と伝えたいです。
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まだまだ現役生活としてプレーします。
これから暫く移籍期間まで時間が開きますが、少し休んで次の準備を始めていきたいと思います。
今シーズンもたくさんの応援をありがとうございました。
それではこの辺りで!VAMOS!!!!!
たくむ
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