【谷川 由来選手】終盤に追撃弾も時間足りず...約1カ月ぶりのリーグ戦は黒星発進に

谷川 由来選手
谷川選手Instagram

スーパーリーグ(マレーシア1部)第15節、開幕節のケランタン戦から白星が遠き、現在難しい状況にあるクチン・シティ(谷川 由来選手所属)は敵地でセランゴールと対戦。対するセランゴールは10勝1分3敗でリーグ2位に位置しており、例年よりも上位をキープする好調ぶりを発揮している。

5千人を超える観客がセランゴールの本拠地、プタリン・ジャヤ・スタジアムに詰めかける中、両チームにとって約1カ月ぶりとなる一戦が行われた。

 

スコアが動いたのは前半の半分近くが経過した26分。右サイドからのクロスボールがクチン・シティのRamesh Lai Ban Huat選手の腕に当たり、痛恨のPK献上。今季既に13得点を挙げ、得点ランキング2位にランクインしているAyron Del Valle選手がきっちり決め切り、セランゴールが先制に成功した。

41分には、クチン・シティのCKから素早いカウンターアタックを試みたセランゴール。わずか3本のパスで相手ゴール前まで侵入し、最後はFaisal Halim選手がヘディングでシュートを放ったが、ここはクチン・シティGK、Shaiful Wazizi選手が危機一髪のセーブ。

スコアは変わらず1-0で前半終了。セランゴールが70%のボール支配率を記録し、クチン・シティにとってはタフな時間が続く内容となった。

 

迎えた後半戦、立ち上がりの10分が経過した55分にゴールを手にしたのはまたもセランゴール。相手陣内でクリアボールを拾い、生まれたスペースを見逃すことなくすかさず相手ゴールへ。最後はブンデスリーガでのプレー経験もあるヨハンドリ・オロスコ選手がゴールに流し込み、追加点を奪った。

対するクチン・シティも前半は1本に留まったシュート数を9本に伸ばし、後半戦は相手ゴール前に迫る場面が増える展開に。

86分には、左サイドからのアーリークロスに対し、隙を見て前線に上がった谷川選手がヘディングで合わせたものの、シュートは惜しくも相手GKがキャッチ。

続く88分には、谷川選手のパスを受けたAbu Kamaraがペナルティエリア内から相手DFを欺く反転シュート。相手GKが辛うじてシュートを足で阻んだものの、こぼれ球に反応したAmir Amri Salleh選手がボレーで流し込み、待望の追撃点を獲得。クチン・シティが勝ち点奪取に繋がる待望の1点を手にした。

ようやく1点差に迫ったクチン・シティだったが、時間が反撃を許すことはなく、惜しくもそのままタイムアップ。ホームのセランゴールが今季11勝目手にし、勝ち点を34に伸ばす一戦となった。

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