「それなら海外の方が…」舞い込んできたマレーシア移籍のチャンス
―大学卒業後に海外挑戦を決意した経緯をお聞かせ下さい。
「一番はJリーグでプレーしたかったんですけど、4年次にスカウトが無くて。いくつかのJクラブへトライアウトに行ったり、コーチ経由で紹介してもらったりしたんですけど、それもダメでした。
当時四国リーグ所属のクラブからお話は頂いたんですけど、もう少し高いレベルでプレーしたかったですし。JFLのクラブとは、ほぼ合意まで話が進んだんですけど、『働きながら(プレー)』とも聞いていて。最後の最後で『それなら海外行った方が面白いんちゃうか』と思い立ちました」
―中でも「マレーシア」を移籍先に選択した理由は?
「海外のクラブを探し始めたときは全くツテがなくて。タイにいるエージェントと連絡を取ったりもしたけど、急に連絡がつかなくなったりして。その時本当に偶然、大学の先輩、”先輩”と言っても僕と10ぐらい離れているんですけど、当時マレーシアでプレーされていた渡邉 将基選手から連絡が来て。『お前チーム決まったんか?』と」
―渡邉選手とは以前から交友があったのですか?
「僕が大学2年生の時、オフシーズン中に大学の練習に来られて。その時に知り合って、連絡先を交換していました。そこで、僕が『何も決まってないです。でも海外に行こうと思って~』と答えたら『マレーシア興味あるか?』と。『行きたいです』と即答しました。その後は色々な人の協力もあって、最初はトライアウトの形だったんですけど、契約までたどり着くことができました」