先日こちらの記事を投稿したところ、note公式の「今日の注目記事」に選んでき、過去の記事とは比べ物にならないくらい多くの人に見ていただきました。
このご時世、日本人の間で海外への関心が高まってることを改めて実感しました。
それに伴い今回は、日本とフィンランドでの生活経験から感じるギャップやカルチャーショックについて話してみたいと思います。
大前提どちらが良い悪いではなく、どちらにも良い面悪い目があります。様々な側面から解釈し、文化や教育の違いなど多くの違いについて理解する必要があります。
それでは以下、僕が両国の間で感じたいくつかの違いです。
1.キャッシュレス社会
フィンランドで生活をするとほとんど全くと言って良いほど現金を使用しません。
皆さんもイメージがあるかもしれませんが、とにかく思っている以上にクレジットカード社会です。
身近なところで言うと、日本ではバス、食券機、飲食店など現金利用が好まれる場面がよくあります。
ヘルシンキでの公共交通機関はHSL というアプリ、またはクレジット決済のHSLカード。食券機のようなものは見たことなく、飲食店に限らず基本的にどこでもカード決済になります。
サッカーのチームメートたちは基本的に携帯ケースの中に1枚の現金札を万が一の時のために持っている形でした。
今年フィンランドで唯一僕が現金決済をした場所は、イラク人オーナーが勤めていた理髪店のみでした。
そのため僕も常に携帯の裏に10€(約1600円)札のみを忍ばせて生活していました。
2.店員さんの態度・振る舞い
過去にフィンランド以外にも数カ国旅行したことがありますが、日本の店員さん(コンビニ、ショップ、飲食店などどこでも)の礼儀の良さというか丁寧さは圧倒的です。
フィンランド人も基本的に礼儀が正しく優しいです。
僕が1番ショックを受けたのが、ベルギー🇧🇪のカフェへ行ったときのことです。
僕たちから見えるところ、もしかしたら空いてた客席だったかもしれないところで、暇を持て余した店員さんが横になりながら携帯を操作していたのです。
それを見た時、「携帯をいじるな」「何だこの無礼な店員は」などは一歳思わず、ただただ文化の違いを見せつけられ呆然としました😅
日本でこんなことしたらクビor反省文ものだよな。と思いつつどこかで羨ましがってた自分もいました。
それでも一緒に旅行してた人に言わせれば、世界にはもっともっと緩い雰囲気の労働環境の国もあると教えてくれました。
先日ラトビア🇱🇻へ行った時は、店員さんと全く目も合わず会話もなく買い物が終わりました。
マナーの良いフィンランドでもガムを噛みながら、携帯をいじりながらの接客などは当たり前の光景です。
日本のようにサービス精神溢れる国で育ち、アルバイトなどを通じて礼儀を身に付けられたことは今後の自分にとってすごい財産です。
日本人の当たり前の基準は世界から見ると驚かれるくらいのレベルだと再認識しました。
3.圧倒的な注意書きの量
何気ない風景ですが、日本で生活をしてるとフィンランドと比べて、至る所に何かしらの注意書きがあります。
バスや電車、駅のホーム、コンビニやサウナの中にまで、「〜をしないでください」「〜危険」などの注意書きをよく見ます。
もちろんフィンランド語を理解出来ないので、日本語のようにすんなり視界に入ってこないと言うのもありす。
それを踏まえても日本は多いと思います。
実際に日本に行ったことのあるフィンランド人も同じことを僕に聞いてきました。
僕が辿り着いた解釈としては、日本は圧倒的にリスク管理や、消費者側に気持ちよくサービスを利用してもらうという部分を大事にしている気がします。
逆に他の国々では、最低限のサービスを提供する代わりにそれを生かすも殺すも自分次第で、あくまでサービスを売ることのみ。
この後のそのサービスをどのように、どう気持ちよく使うかなどの責任問題はあくまで消費者側に委ねられてる感じが伝わります。
4.トイレが有料
フィンランドで暮らし始めてから、日本のコンビニのように気軽に行けるトイレがないことに度々困っています。
もちろん飲食店や大型ショッピングモールなどへ行けば、必ず併設されてるトイレがあります。
しかし、街中で日本のコンビニ感覚で無料トイレがあると思っていたら大間違いです。
まれに仮設トイレのような個室がありますが、匂いやクオリティーなどは日本のものと比較できません。
有料トイレも実は数多く存在しています。
基本的に料金は1€(約160円)
地味に痛い出費です。
これもフィンランドに限った話ではなく、多くのヨーロッパの国々で採用されてるようで、いかに日本のハイクオリティの無料トイレが恵まれていたかを実感しています。
5.週末になると多くの店が閉まっている
僕が思う日本のレストランやサービス業のイメージといえば、週末こそ稼ぎ時!
実際に僕がいくつかの飲食店で働いていた頃は、土日になるべく出勤してほしいと言うのを毎度言われていました。それも長い時間で。
しかし、フィンランドを含むキリスト教文化の強い国では、歴史的背景から日曜日の休日が重要視されています。
またフィンランドでは残業代への規定が日本の”みなし残業代”とは比べ物にならない厳しさの法律で規定されています。
それプラス土日や祭日出勤となると通常賃金が大幅に上がることが法律で規定されています。そのため雇う側としてなるべく彼らには週末出勤をして欲しくありません。
もちろん場所によって開いているお店もありますが、割合的にはかなり多くの店がclose してるか、暗くなる前に店閉まいしてる形になります。
なので、フィンランドへ行った当初は買い物する時間が限られてることにかなり苦労したのを覚えています。
今回は日常生活からほんの一部分のみを切り取りましたが、事前に下調べをすれば分かることもあれば、実際に行ってみないとわからないことが多く存在するのも海外生活の魅力です。
逆に海外では靴を履いたまま生活すると思っていたのに、フィンランドでは日本人同様室内では靴を履かない。チップは基本的に出さなくても良い。など僕個人的に安心した文化も多くあります。
これらは実際に住んでみないとわかないことばかりです。今後も実際の生活から面白いと思った海外生活のリアルについて発信していきます!
part 2 と題し、新たに発見した違いなどについても投稿したいと考えているので、それもぜひ読んでいただけると嬉しいです☺️
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました😊
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