2月からチームと契約して早くも2ヶ月半が経ち開幕まで2週間を切りました。時が経つのは早いなと改めて実感しています。
その間ほとんど毎週のようにトレーニングマッチが組まれ、チームとしては格上のクラブにも良い戦いができています。
そんな中、私は怪我の影響もあり3試合のみの出場に留まっており、満足にトレーニングすらできていない状況が続いています。
何気ない怪我から始まり、すぐに復帰できるだろうと思っていました。
正直この期間がこんなにも長くなるなんて予想もしていませんでした。
基本的に「なんとかなる。なるようになる」
をモットーに生きています。しかし、さすがにここ数週間はモヤモヤした期間が続いています。
復帰した時にこの文章を見返し
「ほら。お前結局なんとかなったぞ。また元気にサッカーやれてるぞ」
と言った感じで笑ってこの文章を見れていることを願い、今の気持ちを長々と描こうと思います。
この膝痛が始まったのは何気ない接触プレーからでした。試合終了間際に後ろから相手に足をかけられ地面に膝を強打し、しばらく痛みが取れませんでした。
痛みの他にも言葉で表すのが難しいよくわからない違和感が続いたので数日後にMRIを撮りました。
幸運にも大きな問題もなく、痛みのない範囲で運動を続けて良いとのことでした。
その際ピンポイントで押すと痛みの出る箇所があり、その相談を医師にしましたが、そこにピンポイントに何か当たることはほとんどないだろうとのことで、2週間のみの離脱で実戦合流しました。
今思えばここでもっとじっくり時間をかけていれば良かったなと思いますが、それは結果論なので、その時の正解は誰にもわかりません。
練習に合流して1週間ほど経ち、何気ないトレーニング中に自分でスライディングをし、右膝を地面に擦ったと同時にまた以前と同じ箇所ら辺に強い痛みがあり、すぐに練習を抜けました。
以前と同じか、それよりも接触の程度やシチュエーションは軽いものだったので、まぁ数日で復帰出来るだろうと思っていました。
念のため病院へ行くと案の定問題はなく、痛みのない範囲での運動をして復帰を目指しましょう。という前回同様の方針です。
それに従い、痛みの感じない範囲での運動をしていると、この頃から膝に水が溜まるようになりました。
3/20に最初の水抜き注射をしました。
それから数日が経ちすぐに水が溜まったので、注射で抜いてもらおうと思ってたところ、何かしらのバクテリアが膝に入り込み入院。
入院についてはこちらの記事をご覧ください↑
怪我、バクテリアの両方により大量の水が溜まる羽目になったので、入院前、退院前にも膝の水を大量に抜きました。
退院したのが3/27で、そこからはバクテリアを完璧に死滅させるための抗生物質を飲みながらの膝のリハビリが始まりました。
そこから数日経つと一切無理をしていないにも関わらず、少しばかりの水が溜まってきました。
自然に体内に吸収されることも考えられますが、放っておいても良いことはないので3/31に病院に行きましたが、まだ抗生物質を飲んでいるので、その状態で注射を刺し再び感染リスクを取ることはできないと言われ、水はしばらく放置することになります。
結果的にこの水は安静と、ケアを続けたことで減った気がします。
それでも足の状態はなかなか思うように行かず、ここにきてようやく理学療法士を紹介してもらい、専門家とのリハビリが始まりました。
理学療法士との初日に、簡単な膝の状態のチェックをされましたが、やはり靭帯や腱に大きな問題はなさそうとのことです。
今までよりも具体的なメニューをもらいましたが、やることはやはり同じで痛みのない範囲で無理のないようにトレーニングをしてくれとのことです。
今まで既に数度、医者の言う痛みのない範囲での運動をしたことで、膝に水が溜まり注射により抜いてもらっているので、今回も十分に同じケースが考えられます。
理学療法士曰く、
痛みの程度が10段階のうち3程度
膝の水も少し程度
トレーニングもなんとか指定の回数をできる重さ
とのことですが、少しセーブしながら慎重に慎重に
5/6のホーム開幕戦になんとか復帰できれば良いなと思っています。
過去にフィンランドで怪我で1年を棒に振った選手もいて、彼は結局日本に帰り治療に専念したところ、3ヶ月ほどで復帰できたそうです。
彼はフィンランドにいた頃、病院を何件も周りましたが、最終的な診断書には栄養面での問題を書かれたそうです。
結局のところの原因は分かりませんが、そのような話しを聞くと、言葉の壁のない日本で治療に専念すればすぐに治るのではないか…なども考えてしまいます。
現在の通院は通訳の方と一緒に行ってるのですが、やっぱり自分の思い、感覚を100%自分の言葉で伝えられないもどかしさをめちゃくちゃ感じます。
夜中目が覚めて膝に水が溜まってないか触って
朝起きて膝に水が溜まっていない触って
日中はもちろん四六時中触ったりマッサージをして
トレーニング中も痛みのないよう気にして
トレーニング後はアイシングとストレッチをして
寝る前にはサポーターを巻いて圧迫して
と言うような感じの生活がいつまで続くのかと言う不安が常に付き纏っています。
とネガティブな事ばかり言っても仕方がないのでこの期間に改めて見直しすことが出来たことも少し紹介します。
今まで以上に栄養とケアに気を使うようになりました。
アスリートに良い食事は何か調べ、贅沢はできないのでなるべく安く、でも今までよりはコストもかけ、数週間前からこのサイクルに入っているので、怪我が治ってからどのようなコンディションになるのか楽しみです。
ケアはしてもしても足りませんが、怪我の多い膝周辺のケアのやり方を教えてもらったり、調べたりしたのでそれらを競技を続けてる限り続けます。
トレーニングでは痛みのない範囲と言われ、基本的にチューブと体幹がメインだったので、より体幹部分を継続して取り組んできました。
もちろん今までも体幹を気にしていましたが、今後はより一層コアの部分も突き詰めていきます。
こんな感じで新たに見直す事ができた部分も確かにあります。
あとはサッカーとは関係のないところで、古くからの友人と以前からやりたかったことを始めました。
こちらに関しては形になってきたらご紹介出来れば良いかなと思っています。
サッカー人生怪我によって打ちのめされそうになるのが何度目になるのか分かりません。
今回ほど?マークの多い怪我は経験したことがありません。
でも、怪我に苦しんでいるのは自分だけではありません。
最近SNSでは1年を棒に振るような大怪我にも関わらず
毎日のようにポジティブ発信をしてるサッカー選手を見ました。
その人のようなポジティブさは私にはないけど
自分に出来ることを淡々と、地道が近道だと信じて
少しずつですが前に進んでると信じます。
無理矢理ポジティブでいるのは無理な性格なので
可能な限りポジティブでいることを心がけます。
早くプレーしている姿を皆さんにお見せ出来るよう頑張ります🫡
暗い内容でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さんも季節の変わり目なので体調不良や怪我にはお気をつけて下さい👍
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