【内山竣太選手 寄稿】フィンランド人の幸せの形

先日国際連合から発表された世界幸福度ランキングでフィンランドは7年連続1位となりました(日本は51位)。

フィンランド以外の北欧の国々も上位に位置しています。

税金は世界トップレベルに高く、北海道よりも高緯度に位置している過酷な自然環境にも関わらず、なぜ国民は幸福と感じているのか。

丸2年と数ヶ月フィンランドで過ごしてみて感じた幸せの理由を自分なりに考えて見たいと思います。

フィンランド人の幸せの形について
いくつか思い当たる節がありますが、今回は
「心の豊かさ」に焦点を当てます。

大前提、心が豊かだと、ほんの些細なことでも他人よりも幸せを感じることができます。

フィンランド人は、まさにこの小さなことでも幸せに感じれる能力に長けている気がします。

・晴れた日には家族、恋人、愛犬と散歩やランニング
・サイクリングも凄く人気
・ベリーを摘みに山へ
・ハイキングやキャンプ、カヌーなどのアウトドア
・隙間時間で家族や友人と他愛もない電話
・誕生日や国民の祝日は近しい人達とパーティー
・職場での休暇制度が充実してるからこそ、家族での時間を大事にできる。などなど

過酷で長い冬を乗り越えて、待ちに待った春が訪れ
短いアウトドアシーズンを楽しみ、また長くて暗い過酷な冬を家族一丸となって耐え凌ぐ。

このサイクルです。

新たなモノを作ることも必要ですが、フィンランド人は元からこの世に存在してる自然を生かし、自然に生かされ、自然と共存しています。

そして、間違いなく過酷で長い冬によって何もかも制限されてしまうからこそ、その中から幸せを見出す能力に長けているのだと思います。

春〜夏、日照時間が長くなり、晴れの日が増えるこの時期を待ち望んでいたかの様に、皆周りの目など気にすることなく、それでもフィンランド人らしく、周りの人のことを気遣いながら全力で人生を楽しんでる感じがします。

日本に比べると娯楽などの「モノ」は圧倒的に少ないです。

それでもフィンランド人達は

「モノの豊かさよりも心の豊かさ」 を圧倒的に実現してると断言できます。

彼らから人生を自分なりに幸せに生きるためのコツみたいな物をフィンランドにいるうちに吸収したいと思っています。

言葉では説明できないけど、フィンランド人の幸せってこうゆうことなんだなっていう場面をたくさん見てきました。

日本には日本の良さが沢山あり、フィンランドにはフィンランドの良さが沢山あり、他国には他国の良さがあります。

良い意味で今まで数え切れないくらい自分の常識がぶち壊されてます。

これからも沢山の経験をして幸せの形をアップデートしていきます!

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内山選手note

 


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