【内山竣太選手 寄稿】今シーズンも佳境に

内山 竣太選手

8月が終わり今日から9月になりました。

日本ではまだまだ暑さが続く時期ですが、北欧フィンランドでは半袖短パンでは肌寒く感じる日も増え、早くも短かい夏の終わりをひしひしと感じます。

そんな中、僕が所属するフィンランド2部リーグ Ykkosliiga も佳境を迎え、全27試合中22試合を消化し、残り5試合となりました。

3部から昇格1年目のチームはここまで6勝7分9敗の10チーム中7位に位置し、上位4チームとはかなり差がありますが、5位フィニッシュも狙える位置にいます。

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最下位が3部へ自動降格、9位が入れ替え戦へ回ることを考えるとまだまだ油断できませんが、ラスト5試合のうち3試合がホーム、アウェーの中でも1試合はヘルシンキ市内開催ということを考えると、かなりアドバンテージがあると思います。

チームとして6月頭に監督交代があったり、選手の入れ替わりも行われてる中で、なんとか許される最低限の位置をキープできてるのかなと思っています。

個人としてはここまで全22試合中19試合に出場
そのうち18試合スタメン 1試合怪我明け途中出場
2試合の怪我欠場 1試合累積警告の出場停止

シーズン前に行われた2部リーグカップでは5試合中3試合スタメン出場。2試合の怪我欠場

フィンランドに来てからの
全公式戦の出場時間を比較してみると
2022年 20試合 1800分 (3部+カップ戦)
2023年 13試合 1009分 (3部+昇格プレーオフ)
2024年 22試合 1849分 (2部+カップ戦)

5試合のリーグ戦を残してるにも関わらず、今までよりもレベルの高いリーグで自己最長の出場時間を得ることができてます。

小さな怪我や、常にどこかにテーピングを巻きながらのプレーになってますが、残りの5試合でも引き続きプレー出来るよう身体のケアに努めます。

それと同時に、ぼちぼち来年に向けても考えて行かなければならない時期になってきてます。

契約が毎年単年なので、10/31まで、11/1以降は無所属になります。

フィンランド2部である程度の好感触を掴めてるため、理想としてはフィンランド1部リーグへチャレンジしたい気持ちが大きいです。

しかしEU圏外のアジア人、1部での経歴がない27歳なので、サッカー市場がまだまだ大きくない国ではなかなか厳しいのが現実です。

そのため他国への移籍も考えていますが、これも全く簡単ではなく、もっと難しいかもしれません。

現実的にサッカーだけで暮らせる生活を求めるのであれば、フィンランド2部に留まることが多分1番手堅い手段です。

しかし27歳になり、日本の社会に属してない僕がただただその生活に甘んじている現状に不安や葛藤が大きくなりつつあります。

そのためフィンランドのトップリーグ又は、新たな国での新たな経験を求めていきたいと考えています。

結局はここまでのリーグ戦と残り5試合で自分が何を成し遂げたかが1番大事になるので、最後まで気を抜かずに頑張ります。

契約の関係で残り2ヶ月の2024年フィンランド生活、最後になるかもしれないフィンランドライフを後悔のないよう日々大事に過ごします。

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