【内山竣太選手 寄稿】小怪我

内山 竣太選手

この度右膝の外側半月板をちょびっと損傷しました。

ちょびっとと表現したのは、去年までプロスポーツチームに長年帯同していたドクターが今の時点で手術は必要なく、数週間でプレーできるほどに回復するだろうとの診断をくれたためです。

ここ2ヶ月間ほどずっとテーピングをしないとサッカーが出来ない状況が続いていました。

それでもサッカー選手は皆大なり小なり怪我を抱えながらのプレーで、ましてはフィンランド2部リーグの自分が簡単に休んでいてはダメだと思いなんとか踏ん張ってきました。

しかしここにきて試合が無いタイミングということ、痛みが増したことでMRI受診を決断しました。

(フィンランドの良いところの1つとしてスポーツ保険を使えば医療費が基本的に無料。去年も今年も数えきれないくらいお世話になってる)

とは言え今回の右膝半月板は全くもって大怪我ではないとのことなので、数週間の離脱のみで済むことを願います。

むしろ長年古傷として定期的に痛む左膝の半月板の方がMRIではくっきり傷跡としてあり、そっちの方が心配だとドクターにも言われました。

今年の左膝の調子は驚くほど良く、完治したと錯覚してしまうくらいですが、半月板に大きくダメージがあると自然治癒は基本的に望めないので、今年のシーズンオフは両膝を今まで以上に強化する必要がありそうです。

どこかのタイミングで左膝を手術した方が良いかもしれないと大学4年の春に告げられてから、かれこれ5年以上が経ちました。

その左膝でさえ、自分史上最多出場を更新するくらい元気になるので、今回の右膝はどってことありません。

ただ、ある程度フィンランド2部で自分はやれるという自信が付き、一部への個人昇格、又は他国への好条件を求めての個人移籍を考え始めたタイミングでの怪我で、人生はやっぱりすんなり行かないなと改めて感じました。

身体のために小さなことの繰り返し(食事、トレーニング、睡眠などなど)を改めて徹底したいと思います。

実はここ数週間は怪我だけではなく、精神的に疲れてたり、シーズン終盤に向けて明らかに心身共に疲弊してるのを実感していました。

なので、ここで一度エネルギーチャージをし、残り5試合、膝の調子次第では少し減るかもしれませんが、最後まで踏ん張ります!

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