滞在許可(通称VISA)問題により、しばらくの間サッカーにおける公式戦に出場出来ないことが発覚しました。
既にカップ戦の初戦を欠場しており、4月23日に開幕を迎えるリーグ戦もしばらくは出場できない見込みとなっています。
所属チームで言うと私の他にも3人。
とにかく外国人(EU圏外)選手の扱いが厳しすぎるフィンランドサッカー
改めて外国人として異国の地で働くことの難しさ、めんどくささを痛感した今回。
なぜこのような事態に陥ったのか、発覚してる範囲で皆さんにシェアします。
去年までの旧ルール
去年までのEU圏外選手の扱いとして、滞在許可証を正式に申請した段階から公式戦への出場も許可されていました。
実際に滞在許可を申請してから受理されるまで、数ヶ月かかるケースがほとんどで、私の過去数回のケースでも最短で3ヶ月ほど、最長で半年ほどかかりました。
(もちろんビザの種類、時期などに大きく左右される)
その間もあくまで申請中ではありますが、怪しい者でも何も無いので労働して良いということです。
新ルールの採用

去年の夏頃、こちらのnoteでの紹介させていただきましたが、フィンランドでは外国人選手の扱い方などを巡り様々な問題が発生しています。
これらを踏まえると、フィンランドへ不法入国する外国人たちを無くし、国内で外国人達による怪しい動きを撲滅しようとするのは自然な流れです。
しかしその結果、フィンランドサッカー協会が定めた新ルールにより、去年まで認められていた滞在許可申請中の仕事が今年から認められなくなりました。
フィンランドで滞在許可証が問題なく発行されるまで待ってもいいけど、まだ働くなということです。
つまり、去年までのケースを元に考えてみると、最悪半年間は公式戦に出場出来ないことになります。
現在のルールが適応され続け、私の滞在許可が降りない限りはしばらくプレーできません。
3月頭に全ての申請が終わったので、それを踏まえると短いフィンランドのサッカーシーズン全てを棒に振る可能性も無きにしも非ずです。
もしこれが事実であれば私のチームはもちろん、他のチームでも批判の声が上がることは間違い無いので、何かしらルール変更があるだろうという見方もありますが、実際のところは何もわかりません。。(私のチーム以外で同じ問題を抱えている選手を今のところ発見できてないが...)
ぼやき
今回私が申請してるビザは過去3度のものと違った種類の spouse visa(通称パートナービザ)です。
なので、もしかすると過去のケースよりも時間がかからないことも考えられます。もちろんその逆に時間がかかる可能性もあります。
全く予想できない今後ですが、とにかく待つことしか出来ません。
初めてフィンランドにてビザ申請をする人向けに厳しい審査をするのはもちろん納得です。
しかし、すでに3度ビザを受け入れてもらっており、更に今回は過去3度よりも信用性の高いものになっています。(フィンランド人妻の個人情報なども全て送っているため)
なので簡単に申請を受理してくれよ〜というのが率直な本音です。
しかしこればかりはどうしようもありません。
それと、ここ最近分かったこととして、実際にフィンランドにいる日本人たちと今回の件について問題点や解決策を探しているうちに、私のチームの外国人たちのみがこのような扱いをうけてる可能性が出てきています。
そのため、詳しいことはわかりませんが、チームが事前に何かしらサッカー協会へ届け出なければいけなかったにも関わらず十分な仕事をしなかったがためにこのような事態に発展した可能性も疑っています。
チームがサッカー協会へ問い合わせをし、返ってきた答えをチームを通じて私たちの耳に届くので正直なところ何が事実なのかはわかりません。
とにかく、ここにきて再度なかなか強めな海外の洗礼を浴びさせられています。
結局このような問題が起こるようなレベルや国でのサッカーを強いられてる自分の責任です。
滞在許可問題のような大事なものを事前に対処するのが日本では当たり前ですが、世界にはいろいろな国や組織があるので皆さんも注意してください。
現在新たな解決方法を見つけ、それらを申請してる最中です。
個人としての2025年シーズンの開幕を無事迎えられた時に、また新たな note を更新させてもらいます。
『J. FOOTBALLER』では、海外でプレーする日本人選手からの寄稿を募集しています。所属カテゴリーや寄稿の頻度を問わず記事ページをご作成いただけますので、海外での日常やサッカー生活について発信したい方・ご自身のPRに活用したい方は、是非ご利用ください。
