日常的に妻とはフィンランドと日本の色々な違いについて話しているのですが、その中で先日何気なく幽霊物件について話す機会がありました。
その話が個人的に面白いと思ったので皆さんにシェアさせていただきます。
私は「本当にあった怖い話(通常”ほん怖”)」を毎週欠かさずに見ていたくらい怖い話が好きで、今でもその名残でyoutubeで怖い話を聞いたり見たりしています。
一方の妻は、幽霊といえばゴースト👻をイメージするごく普通のフィンランド人です。
日本のホラー話を代表する「貞子」「コックリさん」などはもちろん知りませんし、そのような霊的存在を一才信じません。
※ちなみに私は宇宙人と霊は存在する思ってる派です。
そんな私たちの関係性の中で、「そんなもののどこが怖いんだ?」みたいなことをふいに妻に言われた流れで、日本に実在する幽霊物件の話や心霊現象などについても力説する機会がありました。
しかし、フィンランド人は全くそんなものに恐怖を感じないどころか、そもそもあり得ない、考えるだけ無駄というスタンスでした。
(幽霊や怪奇現象を説明するだけの英語力は持ち合わせていないので身振り手振り、感情を乗せまくったのですが…)
別日には妻の両親ともほんの一瞬だけ幽霊物件の話になりましたが、日本には色々なものがいるんだなくらいでそれ以上話が弾むことなく幽霊物件ネタは一蹴されました。
「こいつ何言ってんだ?」「滞在許可証がなかなか降りずにとうとう頭おかしくなったのか?」のような面白い反応が見てとれたのはここだけの話し。
彼らの主張としては、そもそも霊がいるわけがない、全ては科学で証明がつくとのことです。
あとは、日本人や日本の宗教はスピリチュアルなものと密接している影響もあり疑いの心なく信じてるいるからだという意見でした。
冷静に考えて、ご最もだなと思った彼らの意見は
過去に何かしらの事故や事件があった物件の全てでそのような怪奇現象が起きるのであれば、世界のほとんどの物件で何かしらの幽霊現象が起こることになり、日本だけでこんなにも盛り上がるのおかしいとのこと。
あとは、それらが仮に日本人が幻想上の何かを見て感じてるものだとして、なぜそれが実際に家賃が安くなることに反映されているのか?について意見をもらったところ、
日本人はそもそもスタートの段階で霊的なスピリチュアルなものを信じてるから幽霊物件が存在するとのこと。
そもそも規格外の話しすぎてイメージすらできないから全く想像がつかないし、私たち日本人が何について話してるか分からないと言いつつ、
噂に噂を重ねたり、小さな勘違いや霊的ではない何らかの現象に恐怖を覚え、その現象=霊による仕業と捉えるのであろうと、訳のわからない私の問いに妻は答えてくれました。
また、それなら実際に日本にある幽霊物件に滞在することに抵抗はないのか?と聞いたところ、もちろんないとのことでした笑
私には到底無理ですし、もちろん妻にも滞在させることはないですが、圧倒的に根本的な考え方が違うことに驚きました笑
一応確認がてら Chat GPT に聞いてみたところ
文化的影響:
日本では霊や因縁を重視する文化があり、幽霊や怨念の話が根付いているため、「住んだら呪われるのでは」と敬遠する人も多いです。・幽霊物件そのものは世界中に存在しますが、
・「事故物件」として明確に区別し、法的・文化的に取り扱う点は、
日本が特にユニークと言えます。
世界中に幽霊物件が存在するものの、事故物件として明確に他と区別し扱う点で日本がユニーク。おそらく文化的影響が大きいとのこと。
なぜ日本人が霊的なものを信じ、逆にフィンランド人は信じないのかは一つの例に過ぎず、おそらく多くの事柄や分野で訳のわからない違いまみれです。
このような何気ない、訳のわからない違いを実感できるのも国際結婚の面白さです。
今回も最後まで呼んでいただきありがとうございました!
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