【内山竣太選手 寄稿】世界を見てきた妻の両親が、フィンランドから日本へ来て感じたこと

【内山竣太選手 寄稿】世界を見てきた妻の両親が、フィンランドから日本へ来て感じたこと
本人提供

この度、妻の両親がフィンランドから私の地元である北海道へ初めてやってきました。

2025年の夏に私の両親が結婚式のためにフィンランドへやってきましたが、今回はその逆、妻の両親による日本訪問です。

写真で収めた思い出を始め、彼らから見た日本がどう見えたのか、印象的だった言葉などを note に残したいと思います。

 

私の両親のフィンランド滞在に関する過去の note はこちら↓

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未開の地「日本」

妻の母親は何年も前に一度だけ妻と共に東京の方へ訪れたことがありますが、父親は初めての日本でした。

2人とも若い頃船乗りとして働いており、アフリカや南米、ヨーロッパ各地を仕事で回っていたそうです。

しかし、今回訪れた日本をはじめとするアジアはほぼ未開の地、世界中を知り尽くしてる彼らですら日本での経験はとても不思議で驚かされることばかりだったそうです。

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驚くほどの安さ

彼らはホテルでのサービスや食事の質の高さに対しての値段設定にとても驚いていました。

この note を書いてる現在、1ユーロ=約183円

私が前回日本へ帰ってきた1年前よりも20円以上円安が進んでおり、ユーロ圏からの観光客にとっては最高のタイミングとなっています。

また、フィンランドは世界でも有数の税金や物価の高い国となっており、そんな場所から来た彼らにとっては全てが安く感じたそうです。

フィンランドだと1人がレストランで払うような値段の料理でも、日本だと何も考えず夫婦2人がお腹いっぱいに食べられると言っていました。

ホテルもシーツやタオルが毎日新しく、部屋が綺麗なのにも関わらず、フィンランドとは比べ物にならないくらい安いとのことでした。

私たちからしてみれば当たり前で、全てにおいて値段の高騰が叫ばれていますが、海外からの観光客にしてみればまだまだ日本は天国のようです。

新しい食べ物の数々

言わずもがなですが、日本食は世界的に見てもとてもユニークで人気があります。しかし、フィンランドや日本の外で食べられる日本食には限りがあります。

そのため、彼らにとって本物の日本食を食べたのは今回が初めてでした。

何気ない定食屋さんや温泉食、くら寿司からすき家まで全てが新鮮だったようです。

行く先々で私が今まで抱いたことのないような疑問を抱いており、それらに関してたくさんの質問をされました。 (ほとんどのケースで英語翻訳ができなかった…)

日本人であれば日本食についてもっともっと知っておく必要性を深く感じさせられました。

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トイレの質の高さ

日本のトイレは他国に比べ質が高いと噂には聞いたことがありましたが、実際にそれは正しかったようです。

妻の両親は滞在中、様々なトイレについて高い好感を示していました、

その中でも、ある日訪れたパスタ屋さんのトイレが、今まで使用した世界中のトイレの中でダントツに綺麗で便利でとにかく感動したと教えてくれました。

聞いた限りのパスタ屋さんのトイレ機能はこんな感じ

・見た目ピッカピカ
・人を感知して自動で便座が開閉
・暖かい便座
・立ち上がると同時に自動で水が流れる
・鳥のさえずりのようなリラックス音が流れてた

ざっとこんな感じです。

私たち日本人からしてみると、どれもあると嬉しい機能ではありますが、そこまで驚きはしないと思います。

しかし、世界と比較してみると実はかなり先進的なシステムなのかもしれません。

実際にフィンランドに限らず、過去に私が使用したトイレには見た目はもちろん、臭いや機能がひどかった経験もあります。

改めて日本のトイレに感謝の気持ちを抱く一幕でした。

安全性

旅行の最終日に彼らが抱いた日本の印象について興味があり
「日本はどんな国だった?」と聞いてみました。

すると、危ないにおいが一切しなく、一人で夜道を歩くのに何も問題のなかった安全な国だったと答えてくれました。

私たちからすれば当たり前のことですが、世界中を見てきた彼らからしてみると、夜道を一人で歩けない、歩かないほうが安全だと思うようなことも珍しくないそうです。

今回、彼らが滞在していたのは札幌の中心地である「すすきの」

日本有数の繁華街で、人も交通量もフィンランドとは比べ物にならないような街ですが、身の危険を感じずショッピングやたこ焼き探しをできたそうです。

これは町中のみに限った話ではなく、地下鉄などの公共交通機関でも同じだったと言っていました。

具体的な理由についてこれ以上突っ込んで聞きませんでしたが、おそらく人口の量や密度を考えたときに、それを感じさせないくらいの安全性やパーソナルスペースがしっかり守られている感があるのではないかと思いました。

世界各地では、札幌ほどの規模だとそれに比例して良からぬことを平然としている輩がたくさんいると言います。

そういった面で、日本は安全な国だったとポジティブな印象を抱いてくれました。

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思った以上にフレンドリーな日本人

最後に、こちらも上記と同じタイミングで答えてくれたものですが、日本人は思っていた以上にフレンドリーとのことでした。

日本人のフレンドリーさを実感した一幕があったと妻の父は嬉しそうに話してくれました。

それは、彼が一人ですすきのの狸小路にあるたこ焼き屋さんを訪れた時の話です。

支払いのやり取りを店員としていた時に、とあるワンシーンでうまくいかなかったそうです。しかしそれは何もネガティブなことではなかったらしく、それを近くで見ていた日本人カップルは笑いながら父と店員のやり取りを見ていました。

少し経ってからすべてが解決し、妻の父が店を出ようとしたらその日本人カップルが話しかけてきたそうです。

「あなたはこの辺りをずっと歩いていた方だよね?私たちはあなたのことを知っている!」と。

というのも、妻の父はとにかく歩くのが大好きで、新しい土地であれば一日中歩いているような人です。

その日も、例のごとく妻の母がホテルで休んでいた中、狸小路を始めとする札幌の中心地を一人で歩き回っていたそうで、カップルに何度か目撃されていました。

それをたまたま覚えていたカップルが、同じ店に入店し、店員と長いやり取りをしていた妻の父に興味を抱いたらしく話しかけたと想像できます。

話の内容は「どこ出身なの?」から始まる他愛もない会話だったそうですが、去り際にカップルがたまたま持っていた小さいスナックをプレゼントしてくれたそうです。

そんなこと予想してなかったと、目的であったたこ焼きをゲットできたと同時に温かい気持ちになったと話してくれました。

他にも行く先々で店員さんが優しく助けてくれた経験をいくつもしたみたいで、日本人は思っていたほどシャイではなくフレンドリーな国民だと教えてくれました。

まとめ

今回の妻の両親との日本滞在を経て、改めて日本を素晴らしい国であると実感したと共に、誇らしく思いました。

安全に夜外を出歩けて、24時間買い物のできるコンビニエンスストアがある。そして、そこにはクオリティーが高くておいしいものが陳列されている。さらに綺麗なトイレまで使用することができる。

こんなこと、私のいるフィンランドでは想像できません。

そして、私や家族が当たり前に思っていた地元の光景や空気感のすべてに、妻の両親は心の底から素晴らしい街だと言ってくれました。

これもその場所に住み続けてる人たちだけでは発見できない、感じることのできない魅力で、改めて地元愛のようなものを再確認させてくれたような気がします。

言語や習慣、ルールやマナーまですべてが違う日本とフィンランドですが、お互いの家族が一堂に会し、同じ時間を共有し、ポジティブなエネルギーを交換し合ったとても良い時間になりました。

現実的に妻の両親が日本を再度訪れることは難しいです。

そのため、最後になったかもしれない今回の日本旅行を良い印象で終えてくれたことに心の底からほっとしています。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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