「早くもっと上のリーグへ」北欧から見据えるステップアップ【渡辺 潤之介選手インタビュー|後編】

渡辺 潤之介選手
渡辺選手Instagram 🄫Mikko Kalavainen

渡辺 潤之介選手

渡辺選手Instagram 🄫Mikko Kalavainen

異国で手にした”プロ契約”、サッカーができる”安堵感”

昨季の経験もあり、シーズン後は「プロ契約」を軸にして新天地を探し求めた。

「去年はサッカーでお金を貰えてなかったのもあって『今年こそはサッカーだけで生活したい』っていう気持ちが強かったので。プロ契約ができることを前提に(エージェントに)チームを探してもらっていて。

年が明けてフィンランドに戻って、そこから2部のチームであったり、3部のチームであったり、5~6チームぐらい練習参加をさせてもらったんですけど。

自分の中では、パフォーマンス自体はあまり悪くないかなって思ってたんですけど、やっぱりチーム側から『欲しい』と思ってもらえなかったのがあって、中々チームが決まらず」

時間は過ぎていくものの、一向に決まらない移籍先。そんな中、またしてもビザ上の問題が立ちはだかった。

「3月の中旬で、去年から取っていたビザが切れてしまうので、それまでにチームを決めないといけなかったんですけど、3月になってもチームが決まっていない状況で。

もう最後の最後に、今のチームの練習に参加させてもらって。ココで契約できなかったら帰国するっていう状況で。

チーム側からは良い印象を持ってもらったんですけど、契約内容は中々固まらず。

本当にもう帰国するギリギリに拾ってもらった感じですね」

怒涛のトライアウト期間の末、フィンランド3部に所属するJIPPOヨエンスーとの「プロ契約」にサイン。晴れてプロ選手としてのスタートを切ったものの、その喜びを上回る安堵感を抱いた。

「プロ契約が嬉しかったのはもちろんなんですけど、自分的には半分(日本に)帰ることも想像してたので、すごい安心したって言うか。

今年1年もサッカーができる、できる環境を与えてもらえたっていう嬉しさの方が大きかったです」

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