日本から約8100km、リトアニアで掴んだ”夢と頂”【川内 陽一選手インタビュー|後編】

川内 陽一選手
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日本から約8100km、リトアニアで掴んだ"夢と頂"【川内 陽一選手インタビュー|前編】
2023年10月1日、リトアニアサッカー界の歴史が動いた。引き金を引いたのは、川内 陽一選...
FKトランスインヴェスト

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チームの不調に給料未払い、シーズン途中に決断した”3部移籍”

シーズン前からチームに合流し、3月初頭にはAリーガ(リトアニア1部)が開幕。開幕節の黒星を皮切りに、連敗を喫する期間が続いた。

「チームが勝てなかったり、給料の問題だったりで、それまでにいた外国人選手たちは離れて行きました。けど自分は英語も分からないし、どうして良いかも分からないから、ただチームにいるみたいな感じで。

大体6月の後半ぐらいから、試合に出れない、ずっとベンチに座ってるだけの日が続いてきて、どこかのタイミングで自分も『このまま契約解除になるんだろうな』と思ってて」

チームも個人も苦境の連続。ピッチの外では、給料の未払いにも見舞われた。

「6~7月分の給料が払われなくなって。就労ビザの更新をチームに言っても、全然してもらえない。外国人、チームメイトだったやつらも皆離れて行って『あれ、おかしいな』と思って。

そのタイミングで、エージェントの方と『移籍を考えた方が良いんじゃないか』という話になりました」

エージェントによる協力のもと、当時2部に所属していた数クラブが移籍先の候補に挙がった。

「2部のチームと話が進んで、自分の中で『もう2部にしよう』と決まったタイミングで、ギリギリの時にFKトランスインヴェスト(当時3部所属)の話があって。

給料もリトアニアの3部じゃ考えられないくらい良くて、将来性があるクラブというのも聞いて。

もう半シーズン終わってたので、残りは3部でやることになるけど、自分の中で3部も2部も変わらないし、自分の成長のためだと思って『やろう』と決意して。トランスインヴェストに移籍することにしました」

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