「”プロ”になるには海外しか…」高知大学から南国フィリピンへ
昨年2月には、フィリピン1部リーグに所属するセブFCとの契約が決定。
大学卒業とともに、生まれ育った日本を離れ、フィリピンでのプロキャリアをスタートした。
「大学4年の時に、引退が決まったのが一昨年の10~11月ぐらいで、そこからJリーグの練習参加とかセレクションに行ったりして。地域リーグとかJFLの練習参加も行ったんですけど。
中々決まらず年が明けてしまって、どのチームも徐々に構成が決まってきて。
どこも入る所が無いなって思った時に、もう海外しか、『自分が”プロ”になるには海外しかないな』と」
自らの中で「海外の道」を決断してからの展開は早かった。
「大学のOBの人に『海外でプロになりたいんですけど、何か繋がりありますか?』って聞いた時に、色んな話が来たんですけど、高校生のサッカー留学をサポートしている会社経由でセブFCを紹介してもらって。
『2週間のトライアウトがあるけど挑戦しますか?』という話をもらって、すぐ日本を出発する日程だったんですけど、もう迷わず『行きます』と答えました」
他の選択肢もある中、「大卒海外」の挑戦先としては決してメジャーではないフィリピンを選択した。
「一つは、他の話は”プロ”ではなかったので、自分がなりたいのはプロっていうところで選択したのと。
フィリピンは英語が第1言語なので、自分のキャリアを考えたときに、英語を話せるようになるのは大きいんじゃないかなと。
ヨーロッパの話もあったんですけど、お金の現実的な部分もあり、大学の奨学金も返さないといけないので。
自分で稼がないとやっていけないっていうところで、セブFCを選択しました」