こだわり続けたプロと全国、南国フィリピンから「感情を揺さぶる選手」へ【濱 琳太郎選手インタビュー】

濱 琳太郎選手
濱選手Instagram 🄫Claire Sadanguel

濱 琳太郎選手

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フィリピンで過ごした怒涛のプロ1年目

 昨季は、リーグ戦後期からチームに合流し、リーグ戦10試合で3得点をマーク。チームはリーグ準優勝を飾り、前述のAFCカップ出場権を獲得した。

AFCカップでは、チームはグループリーグで姿を消したものの、マッカーサーFC(豪1部所属)を相手に1得点をマークした。

「あっという間に過ぎていったので、振り返った時に『まだ自分がプロ1年目だったんだ』っていうことに気づいて。良い経験できたんだなっていうのが正直な感想で。

去年の6月までがリーグ戦だったんですけど、当時は日本人が自分1人だけで、監督も戦術をこだわったりする人じゃなかったので。

何をしていいのかとか、戦い方とかも理解できずに、あっという間に過ぎていった半年で。

その中でもちょっとずつ得点を重ねて、チームメイトの信頼を勝ち取っていった中で、夏からはAFCカップと国内カップが始まったんですけど。

そこからは日本語を話す監督と、日本人選手が自分を合わせて4人のチームになって。

日本人ベースのチームになったので、夏からはすごいやりやすくて、自分が日本でやってきた戦い方をそのまま夏からのチームでは出せてたかなと。

それが、AFCカップでも得点することができたところに繋がったのかなと思っています。

また新しいシーズンが今年から始まったんですけど、日本人が全員いなくなって、外国人選手もガラッと変わって、監督も変わってしまったので。

今は、また1からだなっていう感じですね」

言語面の課題もありつつ、2年目を迎える現在も試行錯誤の連続のようだ。

「イメージ通り、南の島で暖かい所で、日本人よりもみんな陽気で優しくて。英語も喋れないまま行ってしまった自分をみんな優しくサポートしてくれて。

フィリピン人は優しくて気さくな人が多くて、おかげもあって1年間やってこれたので、生活はしやすいですね。

サッカー面で言うと、日本でやってきた自分の立場とフィリピンでの立場がちょっと変わって、思うようにいかない部分とか、監督とコミュニケーションが上手く取れなかったりとか。

色々ありつつ1年経つんですけど、今もまだ試行錯誤というか、まだまだ何も成し途切れてないという感じですね」

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