上述の目標に加え、他にも成し遂げたいことは山積みのようだ。
「陸上のパラリンピックに出たいっていうのは前から言ってますし、ロービジョンフットサルの普及にも携わっていきたいなと。色んな形で、目に障がいを持つ子どもたちにも『運動できる場があるんだよ』っていうことを知ってもらえたらいいなと思ってます。
（視覚障がいがある子どもたちには）外で身体を動かす楽しさをまだ経験したことのない子たちが多いので。
だから別にサッカーじゃなくても良いと思ってるんですよ。それこそ運動教室でもいいと思いますし。知った上で『自分は運動が好きじゃない』ってなるのはいいと思うんですけど、最初からその選択肢を持っていないのは…。
自分としては、知ってから本人に決めて欲しいので、そういった運動できる環境、できる場を与えてあげられるようにしたいなと思ってます」
「やりたいことは色々あるんですけど、全部目標を達成したいですね」
これまでも常識を覆し続け、前人未踏の地に挑み続けた松本選手。十二分に劇的なキャリアを歩んできたが、これはまだ序章に過ぎないのかもしれない。
同じ時代を生きる我々に、これからはどのような世界を見せてくれるのだろうか。
（2023年9月23日取材）
松本 光平選手
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