“2度目の挑戦”で掴んだモンテネグロ移籍、東欧から更なるステップアップへ【瀬長 直亮選手インタビュー】

瀬長 直亮選手
瀬長選手Instagram

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「個人で戦う」モンテネグロサッカーへの適応

 同年からは、晴れてモンテネグロでのキャリアをスタート。当初は、日本国内との違いに直面することも多かった。

「相手の身長は185cmぐらいが当たり前で、センターバックになると190cm台の選手が全然いるので、体もめちゃくちゃ強くて。本当に”個人で戦う”感じなので。

こっちの選手はみんな、裏が金属製のスパイクを履いてるんですけど、足裏でスライディングしてきたりとか、球際の激しさは本当に凄いですね。

モンテネグロから他の国に行った選手も、知り合いに何人かいるんですけど、『やっぱりモンテネグロのフィジカルと球際だけは、他の国と比べても本当に凄い』って聞いていて。

ただ、連動・連携がないので、そこに関しても慣れが必要ですし。マークの受け渡しも本当に無くて、自分が右サイドハーフだったら、『左サイドバックの選手をずっと捕まえろ』とか。

そこに慣れてきたら、やっぱり個人の力を上げていかないといけないので、自分の成長には繋がると思っています」

現在の日本国内のトップリーグでは、丁寧に整備されたピッチで大半の試合が開催されている。一方のモンテネグロでは、ぬかるんだ田んぼに近いピッチで試合が行われることも多いようだ。

「グラウンドの状態が良くないこともあり、ボコボコしていたり、ぬかるんでいるピッチ環境の中で戦わなければいけないこともよくあります。

自分は技術で差をつけたいタイプなんですけど、それを発揮するのがすごく難しかったりして、適応するには半年ぐらいかかって。

プレースタイルによっては早く対応できる選手もいると思いますし、時間も必要でメンタル的に焦ってしまう部分もあったんですけど、そこは時間が解決してくれました」

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