「モンゴルに対しても恩返しになるのかなと」優勝後に選んだインドネシアの道【鈴木 章弘選手インタビュー|後編】

鈴木 章弘選手
鈴木選手Instagram

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シーズン開幕前の負傷、離脱期間の”難しさ”

昨季はグループ別のリーグ戦を首位で終え、1部昇格こそ叶いませんでしたが、昇格プレーオフなども経験するシーズンとなりました。

「昨シーズンは本当に苦労しましたね。

って言うのも、シーズンが始まる1~2週間前ぐらいに、練習試合で相手GKと接触して、あばらが折れて。手術をすることになって、本当に2~3ヶ月、インドネシアに着いてすぐに出遅れてしまったので。

怪我をするまではチームメイトからも『信頼されてるんだろうな』ってすごく伝わってきましたし。

ミーティングだったり、色んな練習の中での説明の部分で、僕に対する”リスペクト”っていうか、ある程度『理解をしてくれてるんだな』という部分もあって、『ありがたいな』と思った中での離脱だったので。すごい心苦しいというか、やるせない思いで。

いざ治ってチームに戻ると、チームも結構状況が変わってたり、やりたいサッカーが全然変わってたりしたので。

そういった部分で、上手く馴染めなかった自分が悪いんですけど、出場する機会もあまり多くなくなってしまったりとか。実際ベンチに座る機会も多かったので、精神的にも少し難しいシーズンではありました。

実際怪我したタイミングは、まだシーズン前のマーケットが空いているタイミングだったので『やばい、もう切られるかな』と思ったんですけど。ありがたいことに切らないで『待ってるよ』っていう風に言ってくれたので。

『何とかしなきゃ』という想いもあり、多分そういった部分で、自分にプレッシャーを必要以上にかけちゃったのかなっていうのもあって。僕自身のメンタルが弱かったのかなとは思います」

国外で過ごした約5年間「少しずつチャンスを掴んでいけたらなと思ってます」

2019年に海外へ身を移し、これまでにラトビア、モンゴル、インドネシアの3カ国、計4クラブを渡り歩きました。今後の展望はいかがですか?

 「今いくつかコンタクトを取らせてもらっている国とか地域があるので、そこが無事に決まれば早めに移籍はしたいなと思ってます。

やっぱり6月とか7月まで待つとなると、選手として、メンタルであったりコンディションの部分も難しくなるなとは思いつつ、公式的なものではないですけど、声を掛けてくれる所もあるので、少しずつチャンスを掴んでいけたらなと思ってます。

今季は2部リーグだったので、どこかしら1部リーグでプレーをしたいっていう部分と、あとはモンゴルで経験した上位争いや優勝だったりとか。もちろん国際大会もそうですけど、そこにチャレンジしていけたらなと思っています」

(2024年2月28日取材)

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