大ケガに涙した2023年、苦境超えてACLの舞台へ「ゴールで価値を証明したい」【田中 幸大選手インタビュー|前編】

田中 幸大選手
田中選手Instagram

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「少し涙が…」ついに手にしたキャリア初タイトル

「もう新しいことだらけでしたね」

終盤に親指を骨折し、戦線を離脱したものの、プロ初シーズンとなった昨季は、ピッチ内外で充実した時間を過ごしたようだ。

「海外でやるっていうのもそうだし、チームメイトとシェアハウスとかもしたので。本当に初めての経験を沢山したなって。

シーズンの最初はセンターフォワードでプレーさせてもらったんですけど、途中から良い選手がチームに入って来たので、僕が左ウイングに移ったりして。

でも、左ウイングでも点を取れて、自分の強みを発揮できた感覚もありましたし。シュートエリアが広がって、自分の幅も広がって。自信にもなりました」

終わってみれば、32試合で39ゴール10アシストを記録。リーグ戦では5度のハットトリックを記録し、年間最優秀選手とベストイレブンに選出された。

また、リーグ戦では見事にトロフィーを獲得。サッカー人生で初となる「優勝」を経験した。

「最後は僕がハットトリックして、今いるセーラーズに勝って優勝を決めたんですけど、それは本当に…。

3対2の状況で、後半ATに自分が追加点を決めて、4対2で勝利を確信したような時は、喜びもあったし『今までサッカーやってきて良かったな』っていう思いで、少し涙が溢れてきました」

(2023年10月13日取材)

大ケガに涙した2023年、苦境超えてACLの舞台へ「ゴールで価値を証明したい」【田中 幸大選手インタビュー|後編】
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