V神戸下部から"異国の地"ラトビアへ「上を目指せるからココに来た」【五味 郁登選手インタビュー|前編】

五味 郁登選手
五味選手Instagram

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システム変更と予期せぬ離脱、「もどかしさ」を感じた1年目

シーズン前からチームに加わり、主戦場にはウイングを希望した五味選手。1年目のシーズンを迎えるにあたって十分に「やれる」自信はあったものの、開幕後は一筋縄ではいかなかった。

「開幕してすぐにシステムが5-3-2に変わって、僕のプレーしたかったウイングが消えてしまいました。残りされた選択肢はセンターフォワードかボランチかウイングバック。初めの数試合はスタメンで使ってもらいましたが、ポジションが違うと能力がどうしても落ちてしまって、うまく噛み合わなくて。徐々にスタメンから外れる回数も増えました」

しかし、夏場に転機が訪れる。「監督と主力のストライカーが首位のチームに引き抜かれて、コーチが監督に就任しました。そのコーチが僕のことをプレーヤーとして好いて下さっていたこともあり、システムがウイングのある4-3-3に戻されました」

望んだポジションを期せずして取り戻し、出場時間は着々と伸びた。ようやく追い風が来たとも思えたが、待ち受けていたのは痛恨の負傷離脱。

「監督が代わった頃からまたスタメンで出始めたんですけど、5~6試合した頃に怪我をしてしまって。僕のためにシステムを変えて頂いたこともあったので、再び5-3-2に戻ってしまいました」

怪我が明けた頃には、チームの目標でもあったリーグ残留が確定。翌シーズンも見据え、システムには変わらず5-3-2が採用された。途中出場で試合に絡むことはできても、スタメンとしては起用されない期間が続き、もどかしさの残る1年目となった。

(2023年9月5日取材)

V神戸下部から"異国の地"ラトビアへ「上を目指せるからココに来た」【五味 郁登選手インタビュー|後編】
「1年目のこともあり、翌シーズンは代理人の方とウイングのあるチームを探しました」2シ...
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