「モンゴルに対しても恩返しになるのかなと」優勝後に選んだインドネシアの道【鈴木 章弘選手インタビュー|後編】

鈴木 章弘選手
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「今年いっぱいでサッカーを辞めようと…」大怪我乗り越えタイトル獲得へ

―モンゴルでの2シーズン目となる2022/23シーズンの途中には、全治6カ月の負傷によって日本への帰国を決断。離脱期間中には、自身のInstagram上に、一時はリーグ戦が中断期間に入る2022年内でサッカーを辞めようと考えていたことを綴りました。

 「2021/22シーズンで優勝できなくて、最終節までもつれて2位で、準優勝で終わったので。それで悔しさが残った部分があり。

本当は、その時に『もう引退しようかな』って思ってたんですよ。

なんですけど、FCウランバートルがずっと声掛けてくれていて『戻って来いよ』と言ってくれて。

新しいシーズンを迎えて、チームの状況も前の年よりも良くて。結構な手応えを掴めていた中で、試合中に相手との接触で膝を怪我してしまい。

大学の時に一度やっていた部分だったので『結構やばいかな』と思って、チームドクターから『国内だと手術するしかない』と言われて。

でも、モンゴルで手術するのがちょっと嫌だったので、チームに『ちょっと日本に帰らせてくれ』と言って、チームもそれは理解してくれていて。

そこで日本に帰ったら、手術する必要は無いと言ってもらえました。

その中でも、ずっとチームが熱心に僕の状況を聞いたり、僕が連絡できてなかった時には、知り合いづてに状況を聞いてくれて。

チームの状況が良いっていう部分もあったので、前のシーズンで残せなかった結果を残すことが、ウランバートルに対する恩返しかなと思って、続けることを決めました」

同シーズンでは、リーグおよび国内カップで優勝を達成。個人としては、22試合で28ゴール16アシストを記録し、ベストMFおよび年間最優秀外国人選手に選出されました。

「優勝できた部分もそうですし、個人賞を貰えた部分に関しては、もう本当に、チームメイトが居たからだと思っているので。

1人で何かできる選手でもないので、本当にチームメイトがいたからその結果も出たし、個人賞にも結び付いたのかなって思っているので。チームメイト・監督・マネージャー含めて、すごく感謝しています」

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