【内山竣太選手 寄稿】心の栄養

今回はここ最近僕が大事にしてる言葉「心の栄養」について話します。

大前提、僕は先日サッカーキャリアを引退をした長谷部誠選手、野球の超ビッグプレイヤー大谷翔平選手のような一流プレイヤーではありません。

なので僕のこれから話すこと、普段行ってることは一流からは程遠いことなのは重々承知しています。

むしろ一流からは遠ざかる行動です。

しかし、それを踏まえても自分の中ではとても大事なことなので、興味を持ってくれた方は是非試してみてください。

ではここからが本題です。

心の栄養とはなんぞやと。

簡単に言うと、好きなものを好きな時間、思いついたタイミングで食べる事です。

僕は試合終わりの夕食後、アドレナリンでなかなか寝付けない時の寝る直前や、オフの日に辛ラーメン(インスタントラーメンの一種)を食べることがあります。

甘いものに興味はないですが、それと同タイミングでポテトチップスもたまに食べます。(1袋は食べきれないので4分の1くらい。結局数日経っても食べれず捨ててしまうことも多々)

あとは、アルコール自体があまり好きではないので、ノンアルのジュースやスプライト(炭酸ジュース)なども日本にいた頃よりも飲むようになりました。

しょっちゅうこんな事をしてるわけではなく、基本的にはアスリートっぽい生活をしてると思います。
月に1.2回程度上記の品々の暴飲暴食をしてます。

もちろん身体に良くないことはわかりきってるし、他人に勧めるようなこと、わざわざ記事にする必要のないことなのは理解してます。

では
なぜアスリートから逆行する行いをしているのか。
そしてなぜ皆さんにわざわざこれを共有するのか。

それはあくまで小さな1人のサッカープレイヤーの主観によるものですが、今シーズンがどのシーズンよりも体のコンディション的には良い(厳密に言うと良くはないがピッチに立ち続けることができている)からです。

あとは、外国人達は日本人ほど気にしすぎていない。

これはフィンランド2部所属のチームメートのみに限らず、フィンランド国内外から聞いた話なども含みます。

試合終わりに皆でビールを飲んだりピザを食べたり、私生活でも事あるごとにパーティーをしています。

多くの日本人の様に常日頃から節制、自分を律して生きる生き方もあります(自分も長年経験しました)。

しかし、彼らの様な生き方もあると肌で感じて触発されたというのが正しいのかもしれません。

去年までの大学卒業からの数年間は、シンプルにお金が無かったのもありますが、身体に悪そうな物はほとんど一切口にしてきませんでした。

小さな我慢の積み重ねが自分の中での自信になり、それが結果にも現れると思ってたからです。

しかし毎年の様に怪我を重ね、試合に出れない日々が続いていました。

自分でやれるトレーニング、ケア、食事管理などはしていたつもりでも結局その程度しか成果を上げることが出来ませんでした。

そんな中で海外に出てみて、一昨年、去年は日本にいた頃と同じ様な心構えで生活していました。

今年ももちろんサッカー選手としての価値を上げる、結果を残す作業は第一優先でしています。

ですが、それに加えて今まで以上に人生を楽しむだったり好きな事をしてみる(食べてみる)、ストレスを溜めない部分に焦点を当ててもいます。

自分の中で好きなものを食べると言うことはかなり優先順位の高いことだったので、そこのストレスを全解放には程遠いいですが、去年よりは解放しています。

もちろんコンディション維持を出来てる要因として

・去年までの生活環境から劇的に改善された
・個人でのトレーニング方法を変えた

など要因を一つに特定することは出来ませんが、その中にストレスを溜めない、「心の栄養」を補っている。

と言う部分も関係していると思っています。

もちろん、これが各国1部リーグの一流トッププレイヤーが行うことであれば、皆が取り入れるべきかもしれません。

フィンランド2部所属の無名の日本人がインスタントラーメンやポテトチップスを食ってるから27歳になってもまだその立場なんだと言う言い分も大いに受け入れます。

しかし自分の中では27年かけて見つけた最適なコンディション維持方法なのかもしれません。

僕の場合は大好物を食べることですが、好きな場所へ行く、好きなものを見る、好きな人と過ごすなど、なんでも良いと思います。

もちろんまだリーグが約半分終わっただけなので、これから先怪我をしてこの行いを悔いる日が来るかもしれません。
(その時が来てしまったら、その時にまたその時の気持ちを殴り書きします)

仮に日本でも有名なサッカー選手がこの様な発信をすると、間違いなくそんなもん食わないで鶏肉食って練習しろというアンチが来るでしょう。

海外にいる無名の日本人選手だから、リアルを発信していくのも面白いかなと思って今回の話しを共有しました。

おそらく多くの日本人は海外の人たちに比べて、めちゃくちゃ頑張っています。

それに比べて心の栄養に関して言えば、海外の人達の方が潤っているのかなと肌感で感じます。

疲れた時、停滞感を感じる時、リフレッシュしてまた頑張ろうと思いたい時に、少し自分にご褒美を与えてみてください。

そうすることで何かしら好転するきっかけになるかもしれません。

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内山選手note

 


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